スエードコンビが大人の上品さを醸し出すペタンコスニーカー
第163回はプーマのパレルモです。
ダッドスニーカーをはじめランニングシューズなど、10年ほど続くレトロなスニーカートレンド。そんな中、今沸々と注目を集めているのがテラス系スニーカー。70年代後半に台頭したトレンドで、今回ご紹介する「プーマ」の「パレルモ」はまさにその時代に大人気を博した名作であります。
サッカーのスタジアム観戦をルーツに、70年代後半に誕生したテラススタイル。その名の通りテラス席での観戦をする際、インドアスポーツ向けのローテクスニーカーを履いたスポーティなコーディネートが注目を集め流行。パレルモはそんな若者たちの足元を彩ったのです。そんな名作が現代的な快適さを備えて復刻。中でも今季新たにリリースされた「パレルモテクスチャースニーカー」は、シックなムードを漂わせ大人の足元に最適なんです。
最大の特徴は、毛足の長いスエードアッパー。クラシック感を加速させ、ゴールドのロゴも相まって上品な佇まいに。T字型のトゥのデザインやガムソールのコントラストがパレルモらしさを引き立てる一方で、通気に優れたコルクソールや環境に配慮したレザーを使用するなど今っぽさをブレンド。テラススタイルが復権した今、イケオジが楽しむにこれほどおあつらえ向きな一足はそうありません。トレンドセッターたるFORZARにピッタリです。
デイリーな街履きにちょうどよく、屋内スポーツに最適なグリップを備えたガムソール。フラットな形状とともにレトロな雰囲気を加速させます。
パレルモの復刻モデルがこちら。パレルモテクスチャースニーカーよりも毛足は短く、よりカジュアルな履き姿を楽しめます。ホワイトアッパーが爽やかさを強調しつつも、ガムソールと金ロゴが存在感をアピール。
プーマを象徴するフォームストリップをビビッドなブルーで切り替えた一足。ヒールのキャットロゴにもブルーを採用し、後ろ姿でも目を引くアクセントを与えます。履き口やミッドソールにクッションを備え、履き心地も抜群。
ピッチの芝を思わせる鮮やかなグリーンは、スエードによるマットな風合いも手伝ってこなれ感ある佇まいに。ベースがシンプルなローテクとあって、チノパンやデニムなどボトムスを選ばずにマッチするのも魅力的です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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