強印象だけど、ベーシック系の履きこなしやすさも兼備
第160回はニューバランスのM1000シリーズです。
90年代ストリートを席巻し、クラシック回帰の今、さらにファッショニスタからの熱視線が集中している「ニューバランス」。新作は出す度に完売が続きマニアも続出中。そんな中、新たにリリースされるのが「M1000 TE」です。
ベースとなったのは、1999年に誕生したパフォーマンスシューズ「1000(ワン・サウザンド)」。メタリックシルバーを基調とし、ウェーブのかかったアッパーが特徴で、近未来的なルックスは当時から高い人気を博しました。新作は90年代最後の名作たる一足を軸に、リフレクター素材を使用しさらに未来感を強調。2000年代のY2Kファッションへのオマージュを感じさせます。
シルバー×リフレクターと聞くとド派手な印象ですが、履いてみるとそこまでヤンチャさはなく、短パンからチノパンなど、さまざまなカジュアルパンツと好相性なんです。いわば、シンプルなスニーカーの汎用性を持った隠れた派手顔といったところ。
落ち着きを見せたスニーカー市場において、常に注目を集め続けるニューバランスは、老若男女問わず必見。もちろん、イケオジもね! デイリーコーデのアップデートにぜひ。
クッション性に優れグリップ力も十分なラバーアウトソールを使用。すっきりとしたシャープなラストは、モダンな履き姿を演出します。
ニューバランスと言えば、超快適な履き心地の良さでも大人気。ヒールにはクッション性のあるFull ABOZORB heelを採用し、長く着用していてもノンストレスな履き心地を維持します。
流線形のラインを特徴とするアッパーは、シンセティックレザーを軸にし艶っぽさを実現。履き口にも十分なクッションを備えつつ、グレーとシルバーのコントラストが、メリハリを構築します。
アザーカラーとしてラインナップするのが「M1000 TP」。機能性や快適さはそのままに、シルバーの一足とは打って変わってブラックがベース。ウェービーにあしらわれたカラーは、熱を表示するヒートマップにインスパイアされたんだとか。グラデーションのかかった差し色が洒落感を加速させます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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ニューバランスジャパンお客様相談室 0120-85-7120