簡単にシワひとつないスーツを仕上げる。
スーツスタイルはフォーマルなものですから、身だしなみには細心の注意を払いたいところ。
例えば、新しくワイシャツを購入した時にたたみジワが気になったり、ジャケットのラペルがくたびれているのが気になったりしますよね。
そんな時、そのまま着るのではなく、一回アイロンをかけるだけで見栄えが大きく変わります。
今回は初心者でも簡単に実践できる正しいアイロンのかけ方を解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
ワイシャツ
まずはワイシャツにアイロンをかける時のポイントです。
ワイシャツにアイロンをかける際はまず、襟や袖など細かい部分から先にかけましょう。そして必ず裏からアイロンをかけてください。
服は立体的に作られているので、身頃の部分に取り掛かる際はアイロン台のコーナーを利用してセットします。そしてシワがつかないように手で伸ばしながらアイロンをかけましょう。
全体をかける必要はありません。気になったところだけかければ結構です。
ジャケット
ジャケットにアイロン掛けすることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、要所要所で見れば気になるところがあるんです。
ジャケットでアイロン掛けしてほしいところはラペルロールと袖です。ラペルは立体的に折り返されていると高級感が出ますから、これをアイロンで補助するというワケです。
ワイシャツの襟と袖同様に、ラペルも裏からかけます。前からかけるとロールがつぶれてしまうので、必ず裏からかけましょう。
袖部分のシワはジャケットをハンガーにかけ、持った状態でアイロンをかけると袖がつぶれず、立体的に保ったままシワが伸ばせますよ!
また、スーツの素材がウールの場合は当て布は使わず、そのままアイロンを当てても構いませんが、ナイロンが入っている場合、変色の可能性があるので、当て布を使いましょう。
パンツ
パンツは下からアイロンをかけるということを意識しましょう。
パンツはとにかくセンタークリースの線をきれいに出したいので、下から持つようにし、台に置きます。
重点的に伸ばしたいのは膝裏のシワです。
また、パンツを穿いて普通に過ごしていると膝部分が伸びますよね。座った時に膝が突っかからないようにするため、膝部分は少し引っ張りながらアイロンをかけると自然な仕上がりになりますよ!
そして意外と見落としがちなのが股部分です。シワになっていることがありますので、そこもチェックしておきましょう!
いかがでしたか? 丁寧に手入れを行うことで見栄えが良くなることに加えて、服を長く使うことができるので経済的なメリットもありますよ!
TEXT:FORZA STYLE