新年度だからこそ、ブラックスーツを考える。礼服だけでなくビジネスまでカバーする「コスパ的考え」は悪いのか？

また、祝いの席において正礼装のモーニングコートや燕尾服を用意し、着こなせれば男性・大人としての品格も表現できますが、そもそも着用するタイミングが極端に少なく、限られているのが現状ですから。

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加えて、お葬式での正喪服は喪主にでもならない限り着用しませんし、前述の通り事前にしっかりと用意することは気が引ける。

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まぁ、例え喪主であったとしても経験上だいたいの方が準喪服ですから、そこまで心配ありません。

要するに結婚式では礼服、お葬式では喪服としても柔軟に対応出来る兼用ブラックスーツこそが ――賛否両論あれど―― こと現代においてはスマートな着こなしの折衷案と言えるのではないでしょうか。

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なお、スーツの種類はシングルとダブルが存在しますが、礼服に関してはどちらでも問題ありませんので、ご自身の好きなタイプを直感で選んでも大丈夫。

あとは無地で“適度”に濃く・光沢を控えた黒を選ぶことがポイント。日常から冠婚葬祭といったさまざまなTPOでも着用できる可能性を有するブラックスーツ、その境界線を探るのもまた一興かもしれません。

TEXT：FORZA STYLE