ビジネスシーンにおいて重要なネクタイ。
最近ではノータイも増えていますが、正式な場では、依然ネクタイの地位は揺らいでいません。
ネクタイは、身につける人の印象を左右し、ビジネスの成果にも影響を与える可能性すらあるもの。だからこそ、TPOを考慮して好印象なネクタイを選びたいですよね。
そこで今回は、①色、②柄、③合わせ方の3点から、ビジネス用ネクタイ選びのコツを解説します。
①色は、落ち着いたものを
まず、白と黒は、ビジネスシーンには不向きです。白、黒は、冠婚葬祭などフォーマルな場での使用にとどめましょう。
オススメは、ネイビー、グレー、臙脂です。
青系は真面目で誠実な印象、グレーは落ち着いた印象、臙脂は熱意ある印象を与えることができます。鮮やかすぎる色、派手な色は軽々しく浮いた雰囲気になってしまうため、落ち着いた色を選びましょう。
②柄は、小さめに
ネクタイの柄は、大きくなるほど派手、かつカジュアルになります。
ビジネスシーンにふさわしい柄は、無地、ピンドット、小紋、レジメンタルストライプのいずれかです。
無地は、柄つきのシャツやスーツとも合わせやすく、失敗しにくいのがポイントです。
ドットや小紋は、柄が小さくなるほど上品で洗練された印象になります。ドットはシンプルなデザインなので、柄物ネクタイとしては取り入れやすいですね。
ストライプは太いほどカジュアルになるため、ビジネスでは細めを選ぶのが吉。ただし、海外ではストライプのネクタイが所属を示すアイテムとして使われているため、海外で身につける際は避けるか、柄を調べてから身につけるのが良いでしょう。
NGなのは、柄が大きなネクタイやチェック柄のネクタイです。チェック柄は可愛らしい印象を与える一方、子どもっぽくなる可能性が高いため、年齢を重ねた大人には不向きでしょう。
③スーツとシャツの柄を考慮する
身につけるネクタイを決めるときは、スーツ、シャツと合わせた印象を考慮する必要があります。
基準は、「二無地一柄」。スーツ、シャツ、ネクタイのうち一つを柄モノにしたら、残りの二つは無地にする、という考え方です。
柄と柄の合わせは難易度が高いです。すべてを柄モノにすると雑然とした印象になってしまうため、柄は一つに絞ってコーデのなかのアクセントにしましょう。
いかがでしたか?
たかがネクタイ、されどネクタイ。
ビジネスシーンにふさわしいネクタイを選んで、気持ちよく働きたいですね。
Text:FORZA STYLE