「夫は昨年の総会で、新型コロナの関係で行事が激減したことなどを受け、今期余った金額はプールするにしても、次年度から町内会費を下げてはどうかと提案したんです。私はもう長いものに巻かれた方がいいのかな、なんて思ってたぐらいなんですが、勇気を出して提案した夫は立派でした」
しかし、役員会の老人たちは「一度金額を下げたらもうなかなか上げることはできないんだぞ」「老木の伐採や神社の修繕も控えてるんだ、いくら金があっても足りない」「10年ぽっちしか住んでない奴にこの町の何がわかる」などなど、夫を激しく口撃。集中砲火を受けた夫はあえなく撃沈してしまったそうだ。
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