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「移住5年、40歳で無理やり自治会長…!」野生動物に怯え、回覧板は訃報ばかり…移住組が震えながら後悔する「地方瓦壊の地獄度」

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「動物の増加とは逆に、町の人口減少は肌で感じます。この2~3年は回覧版で訃報を知ることがどんどん増えていて……」

先日も町内の住人の通夜に参列したばかりだというかのんさん。あまりに訃報が続くので、喪服をクリーニングに出すのをやめている。

「回覧板を歩いて回しに行くのもしんどいという高齢者家庭もあって、町内のお知らせをメールだけにするかどうかもずっと議論されているらしいんですが。それとは別の問題として、回覧板の内容自体にお葬式の告知が多いんです。人口は減るばかりですね」

毎月のようにメールや回覧板で地域住民の訃報が届くという。

町のさらに小さな単位である「組」が同じ場合は通夜か葬儀に参列するのが暗黙のルールなのだそうで、もちろん義務ではないが、「誰が来た来なかった」と後で騒ぎになるため、かのんさんは、顔も知らない人の葬儀にも欠かさず出席してきたそうだ。

「越してきたころ、お隣さんに教え込まれたんです。香典は3000円と決まっていて、通夜にも葬儀にもどうしても出られない場合は、組長さんに香典を預けるというルールがあると」

暗黙のルールに従わない人もいるそうだが、そんな人は「ダメな住人」として陰口を叩かれ冷遇されてしまう。



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