歳を重ねた今だからこそ着こなせる上品顔が魅力
第613回目は、ブルックス ブラザーズのアーカイブコレクションです。
ボタンダウンシャツの元祖であり、80〜90年代のアメリカントラッドを牽引した「ブルックス ブラザーズ」。リバイバルトレンドの派生で様々なブランドから名品の復刻がリリースされる中、同ブランドからも今季「アーカイブコレクション」がローンチ! クラシック感はそのままに現代的なアプローチを加えたコレクションは、大人必見です。
アウターからボトムス、ネクタイなどの小物まで、当時のアメトラを象徴するアイテムが全15型ラインナップ。こちらのヴァーシティジャケットもその一つ。ゆとりあるシルエットやリブのラインなどの当時のディテールを再現しつつ、ワッペンやロゴを使用することなくシンプルに仕上げています。
装いを選ばずにクラシカルな雰囲気をもたらし、ブラウンのウールメルトンとアイボリーのレザーによるコントラストが、上品さを演出します。若かりし頃、地で楽しんできたアメトラをはじめとするアメリカンカジュアルを、大人になった今着こなすのに、実にお誂え向き。若者の間で再加熱しているだけに、差別化にもうってつけです。
ライニングにはよーく見るとブルックス ブラザーズのアイコニックなゴールデン フリースマークが。中綿入りのキルティング仕様のため、防寒性もバッチリです。
ソフトでコシのあるシェットランドウールを用いたミドルゲージの一着。適度なほっこり感があり、今どきなゆったりシルエットがさらに加速させます。脇縫いをなくしたホールガーメント製法やネックをシングルで編み上げるなど、快適な着心地をもたらすこだわりも見どころに。
ブルックス ブラザーズと言えば、B.D.シャツは欠かせません。赤タグのオリジナル6釦を再現し、ベーシックなオックスフォード生地は、米国産のスーピマコットンを日本で仕立てたもの。ふっくらとした質感のオーバーサイズシルエットが、レトロ感と今っぽさを両立します。
アイビーを代表するスクールマフラーは、象徴的なアーガイルサザーランドカラーと、1970年代後半のカタログに描かれたバーガンディとネイビーコンビの2色展開。1点投入でレトロなアメカジらしさを醸し出すので、コーディネートのアク足しにもってこい。本コレクションには、すべての商品に限定のヴィンテージタグがあしらわれています。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818