効果的なシューキーパーの使い方
シューキーパーは普通に使うだけでなく、シューケアとしていくつか裏技的な使い方がありますので、そちらもご紹介いたしましょう。
【しばらく保管しておく際には必ず装着】
夏にだけ履くデッキシューズや、冠婚葬祭のときだけに履くフォーマルな靴など、短いタイミングだけ履く靴は、履き終わったら靴箱や下駄箱の奥深くに保管しないで、その都度必ずシューキーパーを使用してください。
長らく仕舞い込んでおく靴は、シューキーパーを使わないと、靴の形が変形したりヒビが入ったりしてしまう恐れがあります。いざ履こうと取り出した時にそうなっていても後悔先に立たずです。
そうでなくても靴は大事に保管しておきたいもの。靴のフォルムをきれいに保ち、長持ちさせるためにはシューキーパーは欠かすことができないアイテムなのです。
【シューキーパーでサイズを大きく】
新品の靴のサイズがちょっと小さいことに買ってから気づいた、という時にもシューキーパーが役立ちます。
靴は履いているうちに伸びて足になじんでいくものですので、小さめのサイズを買うこともありますよね。しかし、それにしても小さすぎて履き心地がよくない場合には、シューキーパーを靴よりもワンサイズ大きくして靴にセットしてください。
もちろん靴の種類・品質によっては大きくならないものもありますが、たいていはこれでサイズを少し大きくすることができます。
サイズが合うまで我慢して履こうと思いつつ、そういう靴は結局敬遠しがちです。せっかく気に入って買った靴ですから、サイズを調整してたくさん履いてあげましょう。
【濡れた革靴はシューキーパーでメンテナンス】
雨や雪に濡れてしまった革靴の手入れにもシューキーパーが活躍します。
水に濡れた革靴はそのまま放置しておくと、必ず形が変形してしまいます。
まずは、乾いた布で靴表面と中の水分を十分に拭い取ります。そして、シューキーパーをセットし、日陰に干します。そうやってメンテナンスすると、濡れた靴も長持ちさせることができるのです。
いかがだったでしょうか。
特別なタイミングだけ履く靴こそ、大事に長く使いたいものです。今回ご紹介したシューキーパーをはじめ、様々なシューケアを怠らずに積み重ねていくことで、靴の寿命は飛躍的に上がります。お気に入りの靴を美しくキープするためにぜひ、シューキーパーをうまく活用してみてください。
Photo:Getty Images
Text:FORZA STYLE