【後編】「もう普通の生活には戻れない」…金に目がくらんだ30代OLが沼ったパパ活の現実。

【前編のあらすじ】

九州地方に住む中村彩花さん（仮名・32歳）は、会社員の傍らパパ活をして生計を立てている。

大学卒業後に現在の会社へ就職したが、当時の手取りは17万円。一人暮らしで厳しい生活を送る中、てっとり早く稼げる副業として始めたのが「パパ活」だった。

後半では、そんな彩花さんを襲った数々の不幸について、詳しくレポートしていく。

「30歳になる前から徐々にパパ活の収入が落ちてきて……。

月に５万円くらいになりました。彼氏がいて稼働できなかったので、収入が減るのは仕方ないんですけどね……。そろそろ引退するべきなのか、これからどうしようか――そんなことを考えていた矢先、とうとう彼氏にパパ活のことがバレてしまったんです」

当時交際していた彼は同級生で、企業勤めのサラリーマン。年収は400万円程度だ。

デートは、映画へ行ったり、休みの日にカフェへ行ったり、お互いの家でお酒を飲みまったりしながら映画を見るなど、20代のカップルがおこなう一般的なものだった。

性格は温厚で、衝突もなく一緒にいて居心地が良い――。

しかしパパ活をしている彩花さんからすると、結婚する男性の年収が400万というのはどこか物足りなかった。