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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「リモコンあと10㎝右に置け」几帳面すぎる公務員夫に愛想を尽かした43歳妻が、20年越しでホスト沼に堕ちるまで。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「急に奥さんの態度が変わったというのはよく聞く話ですよ。こういう場合って、奥さんの方がずっと不満を抱えていて、あることをきっかけに急変するんです。なので、「急に」って思ってるのは旦那さんの思い込みなんですね」

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

この物語の主人公である達也(45)も、急に態度が変わった妻・美幸(43)のことで悩む1人である。

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達也が25歳のとき、美幸が23歳のときに結婚をし、今年でちょうど結婚20周年。

公務員として働く達也は、美幸のことで悩んでいた。

美幸が達也に対してなぜか素っ気ないのだ。

©Getty Images

先日、達也が結婚生活20年の記念に「ハワイ旅行に行かないか?」
と美幸に提案すると、「そんな気分じゃない、一人で行って!」と冷たくあしらわれた。

これまでは、どちらかというとオシドリ夫婦に思えた二人。子供こそいないものの、夫婦関係は決して悪くなく良好だった。

 

しかし、実は美幸は達也に対して不満を抱えていたことがあった。

達也は仕事一筋であり、性格も真面目。


達也は少しでもリモコンの位置が変わっていたり、モノの置き場所が変わっていたりすると元の場所に戻さないと気が済まない性格なのだが、美幸はそれをずっと我慢していた。


「この本そこじゃなく、1つ下の段だよ」「リモコンあと10㎝右に置いて」
と、達也は美幸に対して細かく指示する。


大雑把な性格の美幸は、達也の細かい性格にこれまで20年間ずっと不満を持っていたのだ。

以前は「わかった、わかった」と達也の言うことに嫌々ながらも従っていた。


それが、「うるさいなぁ、別にいいでしょ!」と反論するようになったのである。
達也は美幸の反論する姿に驚いたが、仕方なく自分で元の位置まで戻す。


以前の美幸ならば、達也に反論することもなかった。
旅行に誘っても「嬉しい。ずっと行きたかったの。」
そう喜んでくれた。

美幸の態度が明らかに変わってしまったことが、達也はかなり気になった。
美幸がなぜここまで達也に冷たい態度で接するようになったか、まったくわからなかった。

だが、とあることがきっかけでその謎が解けたのである。

態度が急変した妻・美幸のことで悩んでいた達也は、ある日妻が入浴中にスマホを盗み見てしまう。そして発覚したのは、自分達とは住む世界が違うと思っていた、新宿歌舞伎町のホストクラブに、妻が足繁く通っている事実だった。大学時代の女友達に付き合ってホストに行ったのがきっかけのようだった。

美幸は、お気に入りホストにゾッコンとなり、店に週3で通う常連客になっていた。

ホストの源氏名は「王子」。あまりの情けなさに乾いた笑い声が漏れた。

達也はようやく合点がいき、なぜ美幸が自分に冷たかったかを理解したのだが、それは地獄の入り口に過ぎなかった。

ホストにのめり込んだ美幸は、なんと二人の老後資金であった1500万円を溶かし、さらに借金を重ねていたのだ。次回では、窮地を救った達也の「秘策」について詳しくレポートしていく。

衝撃の後編へ



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