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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「産む場所がない!」出産難民になってしまった田舎に住む高齢妊婦のリアルすぎる悩み。

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「一番人気、二番人気の病院は避けたんですが、それでも待ち時間の長さはハンパないです。予約していても、1時間待ちで済めば早い方。それに、駐車場が足りないこともあって、そんな時は周りの駐車場を探してグルグルしたり......細かい負担が積み重なりますね」

美里さんは、妊娠初期に不正出血があり、急遽受診することになった。特にその時は、かかりつけの産婦人科が遠いことに強い不安を覚えたという。

「急だったので、タクシーで行きました。1万円以上かかってしまい、イタかったです。帰りは夫に迎えに来てもらえて何とかなりましたが、改めて大変な通院だな、と夫もため息を漏らしていましたよ」

美里さんは、ご自身の居住エリアの出産環境が悪化したことをきっかけに、他の地域の出産に関する問題にも関心を持ったそうだ。

「出産予定だった病院から急に分娩ができなくなったと告げられ、出産難民になった人の話なども知って、やっぱり大変な思いをしている人は他にもいるんだなと実感しました。遠方から通って受診している妊婦さんのために宿泊施設を用意している病院もあると聞いたことがあるんですが、それはそれで費用面、仕事や家庭のことなど、色々大変そうですよね」

現在は、数か月後に控える出産に向け、戦々恐々としているという。



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