モダンなワードローブとクラシックなエレメントが融合したメンズテーラリング
パンクの気配に包まれたコレクション!――MAISON VALENTINO(メゾン ヴァレンティノ)が、3月5日にパリで2023-24年秋冬コレクション「VALENTINO BLACK TIE(ヴァレンティノ ブラックタイ)」を発表。クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、日常から引き出されるアイテムを中心に構築されるコレクションの比喩として、ブラックタイを文字通りに受け止め、表現しました。
過去と現在、ルネサンスパンクという2つの意味を持つ美
ヴァレンティノ「ブラックタイコレクション」のキーワード&コンセプトは、パンク&破壊、スーツを代表とするユニバーサルワードローブ、ロマンティックなアクセサリーのヴァレンタイ(ValenTie)、テーラリング、自由な美、そして、ヴァレンティノ ガラヴァーニのシューズやアクセサリーとして2010年に登場して以来、メゾンのアイコンであり続けるロックスタッズが、ショーの句読点になっています。

クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、ジェンダーレスなワードローブを生み出すというアイデアを通じて、ブラックタイというユニフォーム的な均一化のアイデアは覆され、破壊されます。












コレクション全体は、オーバーサイズとミニサイズのプロポーションのコントラストを効かせたデザインになっていて、コートとジャケットは誇張されたコクーンボリュームやクロップドストラクチャー、そこに付随するクチュール的なアプローチが特徴。この表現は、 ブラック&ホワイト、パステルカラーとグラフィカルな柄の相反する要素によって強調されています。

タキシードは儀式的な厳粛さから解放されて再解釈されて、クロップド丈と組み合わされ、 マキシマリズムとミニマリズムがバランスよく調和。テーラリングは豊かになり、従来の 厳格なムードから解放されて、よりリラックス感のあるスタイルとして登場しています。
ヴァレンティノの「SDGs」の取り組み
3月にパリで開催したファッションショー会場で使用した素材をリユース
MAISON VALENTINO(メゾン ヴァレンティノ)の2023-24年秋冬コレクション「ヴァレンティノ ブラックタイ」ファッションショーは、パリの歴史的建造物であるオテル・サロモン・ド・ロチルドを会場として開催。
会場に設置された木製のベンチはショー終了後に回収され、メゾンが今後イベントやプロジェクトを行う際に資源として再利用され、、環境への影響を最小限に抑えるため、キャットウォーク全体を覆うモケットもリサイクルされる予定です。

ヴァレンティノはさらに、文化やクリエイティブな分野の様々な創作活動から出る様々な素材を回収し、再循環させることで、循環型経済の発展を支援するフランスの非営利団体「La Réserve des arts」とのパートナーシップを継続し、ファッションショーで使用された繊維素材の一部をLa Réserve des artsに寄付。クリエイティビティの好循環を永続的に生み出していく活動に役立てていきます。
【問い合わせ】
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
03-6384-3512
公式サイト