開発のきっかけは、半年以上も歩行できない大怪我を負った衝撃的なスキー事故
アメリカ・オレゴン州ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランドKEEN(キーン)から、設計と開発に3年(約10,000時間)、さらに8,000km以上に及ぶフィールドテストを重ねて、歩くために一から設計したウォーキングシューズ「WK400(ダブルケーフォーハンドレッド)」が3月1日に登場。KEEN直営店、KEEN公式オンラインストアと取り扱い店で購入できます。
ウォーキングシューズの開発を手がけたのは、KEEN創業者の長男
ウォーキングシューズ「WK400」の開発を手がけたのは、KEEN創業者の長男であり、アイコンシューズ「UNEEK」の発明家でもある、KEEN グローバルイノベーション部門ディレクターRory Fuerst Jr.(ローリー・ファースト Jr.)。開発のきっかけは、半年以上も歩行できない大怪我を負った衝撃的なスキー事故だといいます。
「回復までの道のりは非常に険しく、鎮痛薬をやめてから抑うつ症状と戦う日々は、まさに霧の中にいる気分でした。その重苦しい霧から私を開放してくれたのは、リハビリ開始から4ヵ月後にふとおこなった散歩でした。歩いているうちに自分を包んでいた重苦しい霧は晴れ、気分はどんどん回復。人生で最もつらかった日々から私を救い、日常に戻してくれたのが、ウォーキングだったのです」。

ローリー氏はその経験から、「歩くこと」に移動手段以上の“チカラ”があることに気づき、「ウォーキングをより楽しいものにし、多くの人がその効果を実感できるようにするにはどうすればいいのか」を追求。彼は、フットウェア業界のイノベーターでもあり、物理学と環境科学の博士号をもつ長年の友人チーロ・フスコと共に“歩行”を科学的に掘り下げ、生体力学的実験室の研究の過程で、人は一定の弧を描いて歩くことを独自に突き止めました。














転がるような歩き心地の「歩くためのギア」を体験しよう!
歩行時、足は車輪のように一定の弧(カーブ)を描いて移動しますが、大半のシューズはほとんど平らです。そこでキーンは、弧を描いて歩く動作をよりスムーズにする独自テクノロジー「KEEN.CURVE TM テクノロジー(キーン・カーブテクノロジー)」を開発。

このテクノロジーは、一定カーブ形状の「コンスタント・カーブ・ジオメトリー」と「プレートテクノロジー」、そして高反発とクッション性を両立し、歩行時の快適性と推進力を向上する「高エネルギーミッドソール」を組み合わせ、まるで前方へ転がるような新感覚な歩き心地を実現。つま先の約30mmのトゥ・スプリングがスムーズな前進力を促し、踵と前足部の間の前後約10mmのドロップが安定性をサポートしながら、前進力を更に促進します。

新宿丸井内の体験型店舗「b8ta(ベータ)」では同モデルを4月末までの予定で展示中。さらに、KEEN直営店3店舗(KEENガラージ 湘南、KEENガラージ 大阪、KEENガラージ EXPOCITY)では、同モデルの10日間レンタルサービスも実施しています。

【問い合わせ】
キーン・ジャパン合同会社
KEEN公式オンラインストア