粗相をしようものなら信頼ガタ落ち…。そんな白パンツに比べたら まったくハードルは高くありませんよ!
Tシャツ、シャツ、スニーカーの定番カラーである白。ではありますが、アウターやパンツとなると ――洗濯頻度や年齢的なアレこれ含め―― 敬遠しがちなフォルツァー(FORZAR)も結構いらっしゃるのでは?
しかし、この事実は 裏を返せば(たとえどんなに人気・定番ブランドだろうとも)他者と差別化が図れる可能性を大いに秘めたカテゴリーアイテムと言えます。
そこで、この春ぜひ紹介したいのが、アウトドアブランドとして創業当時から地球や自然との関わり方を模索してきた「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」によるアンダイドマウンテンジャケットです。

アウトドアでの視認性を高めるカラー製品を、あえて“無染色”素材で再現したのが“アンダイド”マウンテンジャケット。製造工程のなかで最も水を必要とすると言われる染色ですが、あえて行なわない素材そのものを主に使用し、本来の色を生かしたコレクションなんです。

軽さと堅牢さをバランスよく兼ね備えたGORE-TEX PRODUCTS 3層素材を採用し、75デニールのリサイクルポリエステル無染色基布と、原着糸トリコットバッカーの組み合わせにより、適度なハリ感と肌触りを実現。

ややゆったりめのサイズ感。左胸のエンボスロゴ。裾部分をゴムシャーリングにするなど、資材も最小限に抑えることでシンプルなデザイン性を追求し、さまざまな機能性を持ちながら、タウンユースにも適した1着に仕上がっています。

ロゴも控えめに同色という点もミニマル派には嬉しいポイント。白Tや白シャツのようにシンプルを極めています。
気持ちゆったりとしたサイジング(XSでも身幅が60cmほどあり)なので、合わせるパンツは最適な黒いテーパードやスリムタイプがベターでしょうか。そして足元は白スニーカーでサンドイッチし、モノトーンでスタイリングすると上手く収まるはず。
清潔感を意識しクリーンに保つことが要求され、同じトップスである白Tほどラフには行けませんが、袖を通すたびに背筋がシャンとするジャケットは桜の季節にピッタリです。(まぁ、逆に過酷なアウトドア環境で味が出ていく様を見てみたい気もしますけど……)
ちなみに、パッカブルなので、出張や旅の際にも重宝します!

新しいチャレンジをするのに春ほど適したシーズンはありません。ちなみにユニセックス仕様のアイテムなのでパートナーと共有し、魅力や着こなしをたっぷり教えてもらうなんてのも一興かと。
【問い合わせ】
ザ・ノース・フェイス オルター
東京都渋谷区神宮前6-10-9 原宿董友ビル1F
03-6427-1180
https://www.goldwin.co.jp/tnf/
Text:Yasuharu Imai