マルベリー×ポール・スミスのバッグコレクションが今秋冬デビュー!
1月20日(金)11時半(フランス現地時間)より、Paul Smith(ポール・スミス)2023年秋冬メンズコレクションが、パリのゴシック・リバイバル建築のランドマークであるアメリカン・カテドラルで開催。コレクションは、モダニズムの先駆者であるデザイナーや建築家の作品からインスピレーションを得て、テーラリングへの新たな解釈と伝統的なファブリックの現代的なアレンジ、そして大胆なアブストラクトプリントのコラージュが特徴的です。
シルエットの進化、シグネチャーストライプの進化
2023年秋冬シーズンのコレクションは、より自由な語り口でポール・スミスのテーラリングにおける伝統とプリントの知識や技術を探求。コレクションにインスピレーションを与えたモダニズムのように、シルエットはシャープで幾何学的なラインから、ソフトなラインへと進化しています。
防風・防水仕様のコクーンタイプのアウターウェアは、クリーンカットのテーラードパンツと組み合わせている一方で、オーバーサイズのステップドヘムのシャツやタイは、テーラリングや機能性アウターウェアとスタイリング。アジャスタブルなスナップボタンとスリットによりボリュームを出したロングテーラードパンツは、トリムを施したオーバーコートやクロップト丈のボマージャケット、ブルゾンジャケットとのスタイリングが新鮮です。

2023年春夏シーズンに発表したスリーピースは、今シーズンも引き続きベストをミニマルに解釈したクルーネックベストと、流れるようなシルエットのロングラインジャケットへと進化。ポール・スミスを象徴するモチーフの“シグネチャーストライプ”は、アウターウェア、アクセサリー、シューズにトーナルカラーでストライプをエンボス加工したシャドーストライプとしてブラックとホワイトで登場します。
カラーパレットは、ブラック、グレー、ホワイトそして鮮やかなコバルトブルーが印象的。一方で対照的なバーガンディ、ブラウン、モーヴといった秋らしい温かみのある色調が並ぶことで、コレクションにグラフィカルな対比をもたらしています。

抽象的かつ折衷的な秋冬シーズンのプリントは、ポールが見つけたヴィンテージのラグとテキスタイルのコレクションが起点となりました。シャツやニットウェアに見られる「ラグ」プリントは、様々なモチーフやテクスチャー、花柄をパッチワークしたデザインで、中でも特大のスケールで描かれたものは、インテリアデザインや建築のパターンを参考にしています。もうひとつのグラフィックプリント「ビッグ フローラル」は、ニットウェア、スカーフ、ラペルピン、アウターウェアにあしらわれ、コレクションに大胆なアクセントを加えています。

一方、ツイード、ハウンドトゥース、ブークレといった伝統的な生地は、再解釈し、革新的なテクスチャーを提案。例えば、「フレックス」プリントやニットは、伝統的なメンズウェア素材のツイードを再考し、現代性をプラス。同様に、ウィンドーペーン、プリンス・オブ・ウェールズなど、ポール・スミスのアーカイブからインスピレーションを得た様々なチェック柄は、ブランドの持つ豊かな遺産と、今シーズンのテーマを強調するとともに、カラーやプリントの下地となっています。


Paul Smith 2023年秋冬メンズコレクション






今回のショーでMulberry(マルベリー)とポール・スミスのバッグコレクションがデビュー。両社の持つ英国の伝統とクラフツマンシップへのこだわりを表現したユニセックスのコラボレーションバッグは、ポール・スミスのシグネチャーストライプのウェビングストラップと大胆なカラーブロッキング、シャドーストライプのエンボス加工を施し、マルベリーのクラシックなメッセンジャーバッグ、アントニー(Antony)を再構築。
このコレクションには、アントニークリップ(Antony Clip)とアントニートート(Antony Tote)の2つの新しいモデルも含まれて、いずれのバッグも、マルベリーの英国・サマセット州のカーボンニュートラルな工場で、レザー・ワーキング・グループ(LWG)によって認証を受けた「ゴールド」ランクのタンナー(製革業者)から供給を受けたレザーを使用し製造されます。
