恐る恐る見てみると、「許さない」と大きく雑に書かれた紙があった。その日から、祐樹さんは夜コンビニなど近所に出かけると、どこに行くにしても花香が必ず自分の視界の範囲にいることを確認するようになった。
それも祐樹さんのほうを突っ立って見ているだけで、声をかけるなどは一切ない。
逆にそれが祐樹さんの恐怖を増長させ、いてもたってもいられずもう一度警察に連絡した。
すると警察から「家に盗聴器などがある可能性があるから探してみてくれ」と言われた。
自分で探すのが怖かった祐樹さんは、警察にお願いしてみたが、事件性が見られないため無理だと断られてしまう。祐樹さんは十分事件だと思ったが、盗聴器などが1つでも出てくれば捜査できるとのことだったので必死に探した。
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