幸い、結果は実の親子だったが、父親は娘にそこまでさせたことに罪悪感をもち続けた。
娘は、母親を憎むようになったが、父親の思いをくんで、仲良し家族を続けることにする。
「でももう、おしまいよ」
結局、娘は夫の両親と暮らすことを選び、奈々子の元から去った。
今はどうしても奈々子を許すことができない、いつか許せる日がくるまで、顔も見たくないと言い残して……。
©︎gettyimages
意外かもしれないが、奈々子は夫を愛していた。人生のパートナーは夫だけだと、本気で思っていたのだ。
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