和美：それは違います。今思ったんですが、私は男性がいないと生きていけない……泣きそうです。これがこの連載の定番の「泣き」ですね（笑）。
川崎：ホントに自分のことをよくわかっているよね。自分の中の引き出しに何が入っているのかを把握している。
和美：それは就労支援のときにさんざん訓練していますから（笑）。
川崎：ところで、結婚願望はある？
和美：はい。私を応援してくれるような男性で、服が生乾きじゃなくて、歯磨きをしっかりしている清潔な人。あとは普通に収入があり、自立している人。会話ができ、容姿も整っている方がよく、年齢は私より若く、親密な女友達がおらず、マザコンでもシスコンでもない人と結婚したいです。
川崎：いいね！ えらく具体的（笑） 正直に話すのはあなたの美点だよ。自分が交際したい、結婚したいと思う相手の像は明確にした方がいいの。そういう人いなかった？
和美：いたのですが、その人は子供を望んでいたんです。私、子供は要らないです。自分が障害者だから、育てるのが怖い。他人から見れば「障害は個性」と言われるけれど、本人には辛いだけですから。だから私は自分のことを隠さず話して、お断りしました。
川崎：そうだったのね。ここまで話を聞いていて、あなたがモテる意味がよくわかるわ。嘘をつかず、感情表現が正直で豊かだから、男性達は惹かれるんでしょうね。
和美：何人かから告白されてはいるのですが、どの人もイマイチなんですよ。今、川崎さんと話していて、私自身が自信を持たないと、いい男性と惹かれあえないんだと思いました。
川崎：そうね。「私ってダメだ」と自虐発言をしてると、なぜか同じタイプの男性が寄ってくるから注意が必要よ。自分を責め続けるのは「百害あって一利なし」だからもうやめよう。他人と比べず、社会の常識や親の希望と自分を切り離して考えよう。あなたはそのままで、十分魅力的で素晴らしいのよ。
和美：ありがとうございます（涙）頑張ります！
Text:Aki Maekawa
Photo:Yuji Hirose
▶︎川崎先生が婚活、夫婦関係、キャリア、仕事と家庭の両立などのお悩みにお答えするメルマガ「川崎貴子のカウンセリングルーム」はこちら
婚活道場では、川崎貴子先生にご相談なさりたい男女を募集しております。
また、家族の不和、夫婦間の不協和音などに関する「家族再生工場」という新企画も進行中。プライバシーには十分配慮しますので、お気軽に下記編集部のメールにご連絡ください。
→「独身のまま34歳とかありえない」超エリートの国際弁護士、婚活だけがなぜままならない？
→「君のデート、疲れる」心を折られた婚活女子。私のどこがいけない？
【川崎貴子 プロフィール】
女性に特化した人材コンサルティング会社、リントス株式会社代表取締役。経営者歴23年。女性の裏と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は2万人以上。婚活結社「魔女のサバト」働く女性の為の婚活サイト「キャリ婚」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。15歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』（総合法令出版）、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』（KKベストセラーズ）『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』（大和書房）『上司の頭はまる見え。』（サン マーク出版）『モテと非モテの境界線』（講談社）など。
▶︎最新著書「やっぱり結婚しなきゃ！と思ったら読む本」
▶︎結婚したい独身男性の皆さまへ、キャリコンのご案内
