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【ロレックス】エクスプローラー誕生の由来

標高8848m、世界一高い山として皆さんよくご存じのエベレストは、1953年まで登山家たちの挑戦をことごとく拒んできました。

経験豊富な登山家を集めた英国チームは、1921年からエベレスト登頂に挑んでいます。

1953年、陸軍大佐、ジョン・ハント卿がイギリスのエベレスト遠征の隊長に指名されており、この遠征隊には、ニュージーランド出身のエドモンド・P・ヒラリーとヒマラヤの案内人“シェルパ”のテンジン・ノルゲイも参加していました。雪と氷に覆われたヒマラヤ東南稜の征服に念願叶って成功したのは、ヒラリーたちのチームでした。

エベレスト遠征時に着用された時計に関しては、さまざまな見解があるようですが、遠征チームがロレックスに信頼を寄せていたことは確かです。

1953年の初頭、ロレックスは遠征チームにホワイトダイヤルのモデルを提供しており、それと同時にブラックダイヤルに時刻をしっかりと確認できる夜光インデックス、3時、6時、9時の夜光数字、12時位置の三角マークを備えたオイスターパーペチュアルの特別モデルも供給していました。

これらの「Ref.6150」の腕時計には、夜光塗料を塗布した独特なフォルムの時針、分針、秒針が装備されていたそうです。こうした非常に珍しい探検用腕時計の1本を、テンジン・ノルゲイも着用していました(これはスイス人登山家レイモンド・ランベールがノルゲイに寄贈したものだったそうです)。

1953年5月29日午前11時30分ちょうど。ヒラリーとノルゲイはエベレストの山頂に到達します。

無事帰還したジョン・ハント師は、1953年6月15日、ロンドンに向けて次のように書いています。

「(時計が)これほど正確に時を刻み続けたことは、私たちにとって非常にありがたいことでした。そのおかげで、隊員同士、常に正しく時計を同期させることができたのです。(中略)自動巻き時計は最終的に、ゼンマイを巻き上げる作業をチームに代わって引き受けてくれました。標高が2万5000フィートを超えてくると、これは是非とも必要になります。なぜなら、標高の高い場所では思考が緩慢になり、その結果、時計を巻き忘れることもあるからです。(中略)私たちは今では、ロレックスオイスターを高山装備品の中でも重要な必需品と考えています」。


dad_no.sanさんの#腕時計魂での投稿より

IT'S NOT THE MOUNTAIN THAT WE CONQUER, BUT OURSELVES.
Edmund Hillary

われわれが征服したのは山ではなく自分自身だ
エドモンド・ヒラリー

この名言はこうして生まれたのですね。

同年、登山家たちの功績に続き、エクスプローラーが発表されました。

※エクスプローラーIIはIの発展型と言われていますが、仕様が「洞窟探検用」に絞られたため、Iとは別ラインとして生産されていますので、また別の機会にそのお話は取り上げることにいたしましょう。

Text:FORZA STYLE



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