ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 九島辰也のCAR STYLE

【フォルクスワーゲンの新型ゴルフ】クルマ業界の大定番・ゴルフがさらに進化を遂げています。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

自動車業界のリーダーが 8世代目となって我々の前に現れた!

このコーナーではワタクシ、モータージャーナリスト九島(クシマ)が毎回みなさまがご興味あるようなプレミアムでラグジュアリーな一台をご紹介しているわけですが、今回はちょっと違った目線でスポットを当てたいと思います。それがコレ、8世代目として生まれ変わった新型VWゴルフです。

ではなぜゴルフなのか? それはこのクルマが自動車業界において特別な存在だからです。今日でこそ、SUVを筆頭にミニバンやクロスオーバーなど様々なタイプのモデルが乱立していますが、ある意味このクルマはすべてのクルマの根幹になっています。知っていますか? 1970年代までピープルズカーとして爆発的にヒットしていたのはVWビートルです。そしてその後釜として難しいチャレンジに挑み、見事成功したのがこのゴルフなんです。デビューは1974年。それからずっと業界をリードしてきました。齢四十路以上の方なら一度は憧れた事はあるでしょう。ワタクシもそうですが、モータージャーナリストの多くがレスペクトしている一台です。

では、新型はどう進化したのか?

目玉はなんと言ってもデフォルトで48Vのマイルドハイブリッドを採用した事です。ベースになるのは1リッター直3ターボと1.5リッター直4ターボ。それをハイブリッドシステムで、始動/回生/アシストします。なので、実際に走ると排気量以上のパワフルさを感じます。今回は御殿場を起点に東名高速や箱根のワインディングを走り回りましたが、不満な点はありませんでした。7速DCTのギアボックスをDモードからSモードに変えればうまい具合いエンジンパワーを引き出してくれます。これで1リッターだったら税金を安く抑えられますから、なかなか賢いかも。

もちろん、その走りは気持ちよく、ステアリング操作に対し反応は正確で、ボディはしっかり追従します。この安定感は何よりですね。微塵の不安もありません。細かい話ですが、エンジンの違いでリアサスペンションの形式が異なりますが、フツーに走っている上でその違いは感じられないでしょう。1リッターの方は細かいピッチングがない事はないですが、16インチのタイヤサイズがそれを上手にカバーします。お見事ですね。

この他のトピックスでは新しくデジタル化されたインターフェイスと運転支援システムのアップデートがあります。“We Connect”と“We Connect Plus”と呼ばれるのがそれで、アプリにログインしていろいろなサービスを受けられます。スマホの機能がほぼそのまま使えるという感じ。もはやスマホとクルマは切っても切り離せませんから。

新型の概要はそんなところです。見た目はフロントマスクがオーセンティックだった先代より鋭い目つきになりました。その下のバンパー部分も大きな口を開けているようですね。個人的に気に入ったのは上級グレードに用意されたエクステリアのアンビエントライト。左右のヘッドライトをつなぐように横一本のLEDライトが光ります。こういうのってアフターパーツの世界でしたが、イマドキはメーカーが装備するんですから驚きです。

なんて内容の新型ゴルフ。ファーストコンタクトはやはりいい印象でした。素性がいいって感じですね。この後、“GTI”や電気自動車の“e”、それからハイパワーの“R”なんかも追加されるでしょう。個人的にはやっぱ“GTI”に注目かな。チェックのシートに座って小気味よく走りたいです。いずれにせよ、みなさんもぜひ、一度ディーラーで試乗してみてくださいませ。やはりゴルフは侮れません。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5