ルックスと機能を両立したモノづくりが現代トレンドにぴったり
第321回目は、ペルソールのサングラスです。
アイウェアにおけるツートップと言えば、米国発の「レイバン」とイタリア発の「ペルソール」。特にファッショニスタやセレブに愛用者が多いペルソールは、感度の高い大人の鉄板ブランドの一つです。ミリタリー由来の男らしさとイタリアブランドらしい色気を兼ね備えたコレクションは、フォルツァーにもファンは多いかと。
写真家であり光学の技術者でもあったジュゼッペ・ラッティ氏が、1938年に創業。世界で初めて強化ガラスやUVカットレンズを使用したブランドとして知られ、“太陽のため”の意味を持つブランド名に相応しい功績で名を馳せました。一般市場に流通するようになってからは、映画『華麗なる賭け』でスティーブ・マックイーンが着用したことをきっかけに多くのセレブを魅了。以来、『007』など多くの作品で名優が着用、カッコいい大人の象徴として世界中で人気を博しています。
そんな同ブランドの名作の一つが、ティアドロップ型のこちら。1957年にトリノのトラム運転手のために誕生したモデルで、目からチリとホコリの侵入を防ぐ大きなレンズが特徴です。特許取得している“曲がるテンプル”ことメフレクトと鼻に届きやすい大きめのノーズパッドが、ノンストレスなフィット感を提供。アイコンたるシルバーアローがこなれ感を演出します。
オーセンティックなルックスにしてハイテクな技術を持つ本作は、デザインと機能の両立が求められる現代ではまた新鮮。長くクラシックトレンドが続くアイウェア市場において、日本人の顔型にもしっかりフィットしてくれる、今イチ押しの鉄板定番です。
2011年に登場したペルソールの新定番。スタイルを選ばずに合わせられる、シャープなフレームのウェリントンシェイプが魅力の一つ。クラシックなキーホールブリッジを採用することで、レトロな雰囲気を感じさせるとともにスタイリッシュな掛け姿を楽しませます。
近年注目される多角形モデルもラインナップ。一手で個性をアピールできるヘキサゴン型は、感度の高い紳士に人気。メタルカラーとアセテートフレームのコントラストが、洒落感はもちろん知的な印象さえ演出。定番を既に持っているならこんな個性派がオススメです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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