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ニューノーマルな社会になったらできる⁉︎  ルポ・湘南に住むということ。

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職住近接からの卒業

都会での生活に疲れたとき、なぜか「海のそばで暮らしてみたい」、と思うことはありませんか?

コロナによってもたらされた新たな価値観がいくつかあります。たとえば、毎朝、満員電車に乗って通勤することが必ずしも正しいとは言えない、というもの。

私は1959年に麹町で生まれ、その周辺で育ち、遊び、働いてきた大野貴幸と申します。
仕事は主に輸入車やアパレルの広報代行をしてきました。バブルの華やかな時代も、リーマンショックをはじめとする辛い時代も味わってきました。

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そんな私が、海のそばに移り住もうと思い立ち、行動に移したのは36歳のとき。当時、人生やり残したことはないかと日々考えるようになり、そんなときは決まって若かりしころ留学していたハワイでの生活を思い出すのでした。もちろん、すべてを捨て、ハワイに移り住むという選択肢もありましたが……。

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小坪の海岸で雨上がり、虹を見上げる著者(左)。

そんな風に思い出に浸っていると、次に必ず思い出すのがハワイでの生活を終え、帰国した90年代半ばのこと。ある日、都内に住む私は友人に連れられ、逗子のサーフポイントで素晴らしい時間を過ごし、いつか逗子に住もうと決心したことが頭の中をよぎるのでした。

現在、逗子に移り住み25年が経とうとしています。

もちろん、すべてが素晴らしい生活というわけではありません。あえてマイナスなところを言うと、大きな映画館がない(逗子海岸近くにはシネマアミーゴという感じの良いミニシアターがあり)、魚を食べさせる飲食店が思いのほか少ない、観光客の海でのマナーの悪さ、などです。

それでも、アナタが都会での生活に疲れ、海のそばで暮らしてみたいと考えているのでしたら、私は応援します。大変なこともありますが、それ以上に素敵なことが待っています。湘南に住むということを僕の実体験でまとめてみました。参考になれば幸いです。

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私にとっての住まい選びは、駅やスーパーに近くていろいろ便利な場所というよりも、心身が気持ち良くなれることが重要でした。となると、海にできるだけ近いこと、サーフィンが好きなので、そのポイントに近いことが最重要点。さらに、家でくつろぎたいのでリビングは20畳以上、足が伸ばせるバスタブ、駐車場付き、といったところ。これがなかなか見つからなかったのですが、やっと見つけたのが上の写真の物件。それは逗子の漁村“小坪(こつぼ)”にありました。

家賃は? 都内への通勤は可能?
小坪といっても知らない方が多いかもしれませんが、このエリアには、逗子マリーナがあります。瀟洒な建物やパームツリーが並ぶ風景で、さながらLAやハワイにいるような気分にさせてくれます。最近ではロンハーマンやマリブホテルといった洒落た雰囲気のスポットもでき、人気のエリアなのです。

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逗子マリーナにも住むことはできます。もちろん、このあたりの相場からしたら少し高額です(私がいた8号棟で70㎡が20万円くらい)。でも、それ以外の小坪エリアは都内と比べれば格安です。だいたいワンルームで6~8万円、戸建で15万円くらいでしょうか。築年数にもよりますが。

「確かにいいところだが、さすがに、毎日ここから都内へ通勤することは難しいだろう」と考えられる方も多くいらっしゃられるかと思います。ところが、都内にお勤めの方も多く、JR横須賀線(鎌倉駅)利用の場合、新橋まで55分。グリーン車も780円とお手軽な価格です。終電も逗子駅着なら品川駅を深夜11時59分発のJR横須賀線があります。逗子駅に着くとタクシー乗車で待つこともありますが……。

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ともあれ、コロナ後、働き方も変わってきています。毎日通勤しなくても仕事が回せる世の中になりつつあります。ならば、湘南に住むということはおおいにアリなのでは?

ここには都心にはない素晴らしい景色があります。葉山では海辺に立ち並ぶ松越しに見る富士山など、いかにも日本といった風景が身近にあり、心が落ち着きます。海(青)と山(緑)のコントラストは毎日見ても決して飽きることがありません。また、雰囲気の良いレストランやカフェも増え、ランチやディナーを楽しめるようになったのも注目点です。

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そんな素敵なスポットをはじめ、湘南に住むということとはどんなモノなのか、お伝えしていければうれしいです。

Text&Photo:Takayuki Ohno
Edit:Takashi Ogiyama

 



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