自転車だって、センスは細部に宿ります。
結論から言ってしまいますが、自転車スタイルを格上げする秘訣は、小物が握っていると断言します。自転車には欠かせない小物がいくつかありますよね。ライトやヘルメット、駐輪するときの鍵などですが、ここを疎かにしていては、いつまでたってもこなれることはできません。
自転車をスーツに例えてみれば理由は明白で、良いスーツを着る人は、靴やネクタイ、シャツや鞄にもこだわりますよね。自転車の小物も同じような気持ちで選んでみれば、自転車通勤の姿だって自然と様になってくるものです。
特に自転車業界は、ここ数年でファッション的な要素を取り入れるブランドが急増中。そもそも自転車はカルチャーと隣り合わせの乗り物ということもあり、実はそのあたりの親和性は高いんです。ヨーロッパやアメリカのアイテムは、尖ったものも多いですよ。
と、いうわけで、なんだか説教くさくなってしまって恐縮ですが、例えばこんな小物をぜひ、というアイテムをピックアップしてみましたのでご査収ください。
FAIRWEATHER/シートバッグ
ちょっとした荷物もすっぽり入る大容量
一般的にサドルバッグというとパンク修理キットなどを入れておく小さなものが主流ですが、こちらは背景のカルチャーから別物。荷物を分散して自転車に積むバイクパッキングからきています。ロールトップ式で容量は3〜6リットルの可変式。普段は小さく使って、いざとなれば大きく使える。その安心感は絶大です。
Knog./PWR ROAD
最新ライトはモバイルバッテリーにもなるんです
デザイン性に定評のあるノグから登場した最新のライトシリーズ「パワー」。見た目はシンプルですが、ライトとバッテリーが別々になるモジュラー方式を採用しています。また、ハンドルの下側に取り付けられるデザインなので、ハンドル回りがごちゃつかないのもポイントです。ライトの明るさは街中では十分な600ルーメン。
GIRO/アスペクト アーバン
この洒落感、希有な存在です
オシャレなサイクリストたちからの圧倒的な支持を受けるジロ。名前にある通り街中で被ることを想定してデザインされており、被ったときにもバイザーのお陰でスマートに見えるんです。ダズル迷彩を取り入れたグラフィックも都会的な雰囲気。色の展開も豊富なので、自転車の色に合わせて選んでみて。
OTTOLOCK/オットーロック
サイクリストの理想が詰まっています。
ロックはなるべく小さくて軽いのがいいけど、頑丈さが心配…。というのがサイクリストの悩みの種。オットーロックは、ステンレスやケブラー素材を重ね合わせた多層構造により軽さと頑丈さを両立しました。アメリカのクラウドファンディングから生まれたブランドというのも、最後に付け加えておきましょう。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Ryo Ishii
【問い合わせ】
ブルーラグ幡ヶ谷店 03-6662-5042
https://bluelug.com/
ダイアテック 075-702-7766
http://www.diatechproducts.com
オットーロック https://ottodesignworks.jp/
タトラスインターナショナル 03-5708-5188
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