元祖ボスリントンといえばこれ!
第174回目は、 モスコットのレムトッシュです。
この数年、アイウェア業界ではボストンシェイプがトレンドを継続中。さらに、四角いウェリントンをベースに、ボストンの丸いシェイプを合わせた型を“ボスリントン”とする新語まで誕生。各ブランドもこぞってボスリントンをリリースし、ボストン以上の人気を博しています。そんなボスリントンですが、元祖ともいうべきモデルは1950年代に誕生しており、それが今回紹介するモスコットの「レムトッシュ」なんです。
モスコットといえば、アンディ・ウォーホルやジョニー・デップなどの著名人が愛用していたことでも有名で、日本での本格展開はまだ10年ほどですが、その歴史は古く、100年以上の歴史を持つ老舗です。FORZARのなかにもファンは多いかと。1899年に創設者ハイマン・モスコットがマンハッタンで眼鏡の行商をしいたことが始まりで、1915年には、マンハッタンのローワーイーストサイドにショップをオープン。今も同地で営業を続け、現在は5代目であるザック・モスコット氏がデザイナーを務めています。
同ブランドを代表するモデル「レムトッシュ」は、1950年代に登場して以来のベストセラー。ジョニー・デップが愛用しているのもコレです。タレ目のブロウライン、そして丸みをもたせたシェイプが特徴で、一般的なウェリントンよりも優しい印象を与えてくれます。ですが、カシメ鋲やキーホールブリッジはビンテージライクで、男らしい無骨さもプラス。写真のように淡色レンズをチョイスすれば、艶っぽさも加わり、セクシーさも演出できるんです。
古き良きアメリカン・ヴィンテージの雰囲気を残したモスコットのアイウェア。今どき感もありながら、落ち着いた大人っぽさを醸せるのは歴史あるブランドならでは。丸メガネに抵抗がある方も、モスコットのラウンドシェイプなら顔馴染みもいいので気軽に掛けられておすすめです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Tomomi Nishihara
【問い合わせ】
モスコット トウキョウ
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https://jp.moscot.com