目指すべきは、スポーティじゃなくエレガントです
スニーカー人気が牽引する形で、大人ファッションにおいてもスポーツやストリートが人気を集め続けていましたが、ここにきて風向きが変わりつつあります。シューズはローファーなどのレザー系、そしてトップスはクルーネックから襟付きへと人気が移行中。今回ご紹介するポロシャツも、そのひとつです。
大人の夏トップスにおける定番ではありますが、最近は若者の間でもトレンドに。となると、大人として差別化は図りたいものです。その答えは、ずばりニットポロ。鹿の子素材のスポーティな印象とは異なり、柔らかくドレーピーなニットは、ポロシャツをラグジュアリーに見せてくれます。
加えて、シルエットにも注意を。若者の間ではオーバーサイジングが流行していますが、大人はやっぱりジャストで。できれば、鍛えられた上腕二頭筋と上腕三頭筋によって、袖口がぴったりとフィットしているのがベストです。それら条件が整ったニットポロなら、レストランに入る際にサッとジャケットを羽織ってもまとまってくれますよ。
JOHN SMEDLEY ジョン スメドレー
ニット×ブラックで、軽快感をあえて払拭
上質なニットポロを探すなら、まずはここから。素材に使われるコットンは、繊維が細く柔らかく軽く、そして光沢があるシーアイランドコットンを採用。それを鹿の子編みにすることで、さらりとした肌触りも同時に楽しませてくれます。ドレーピーな生地感の一方、色はミニマルなブラックにすることで大人の色気を両立。となれば、色は極力使わず都会的なモノトーンに徹するのが正解です。
CIRCOLO 1901 チルコロ 1901
程よくカジュアルな適度なこなれ感がいい
やや太めのコットン糸をサーマル調の立体的な編み地にすることで、さらりとした肌触りとともに表情ある風合いを表現。退屈になりがちなポロシャツスタイルを、単体で成立させてくれます。さらには製品後に染色することで、爽やか過ぎない味のあるサックスブルーに。縫製部分のパッカリングも、こなれ感を主張します。
ZANONE ザノーネ
鹿の子は鹿の子でも、優しさ100%の着心地です
ドライでクールな肌触りのアイスコットンポロも人気ですが、こちらの鹿の子編みも負けず劣らずの心地良さ。鹿の子といっても生地はかなりの薄手で、さらに糸の表面をなめらかにしたナイロン糸を用いているので、抜群の軽さと滑らかさ、そしてストレッチ性までも誇ります。
ANDREA FENZI アンドレア フェンツィ
清涼感と柔らかさを両立した、上質リネン混
1962年創業の老舗ファクトリーが手がけるニットブランドからは、リネン×コットンをブレンドした1枚をご紹介。リネンを58%用いた生地は、いうまでもなくドライでサラサラ。軽さのある着心地を楽しませてくれます。スキッパー仕様と相まって開放感をより楽しめる中、小紋の織り柄がクラシックな印象も。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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