FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 昭和なアニキのアニ散歩

かってく?よってく?気絶してく?

第69回 溝口にポツンと佇む絶品立飲み焼きとり

二子玉から多摩川を渡ると、まるで地方都市のような飲兵衛のグルーヴを感じる溝口(みぞのくち)。西口商店街では川崎からの南武線が爆音で横丁脇の線路を走り抜けていく。そんな男くさい街だ。

再開発され戦後の面影が薄いポレポレ通りのはずれに突然ポツンと佇む焼き鳥屋を目指す。

US NAVYのビンテージコートは俺の心までも優しく包んでくれる相棒だ。

ミリタリーにはアディダスの隠れた名品FASTを履くのがアニスタイル。

一瞬目を疑うこの存在感。ここだけがピンポイントで異空間だ。「よってこ」に寄っていこうか?

いや、「かってこ」で買っていこうか? 飲みもテイクアウトも可能な焼き鳥屋でどうする俺?もう答えは出ているはずだ。

乾杯!常連客と一期一会の一献が始まる。「よってこ」の店内は3人がマックスだ。肩が触れ合うカオス酒場でもある。

こっちが「よってこ」だ。

「かってこ」サイドから見るとこの構図。ルービーがウマすぎる夕暮れ時に最&高な「ぷはっ!」

焼き鳥は110円だ。豚もある。寄っても、買っても価格は同じ。

渋いオーラを出しまくるおやっさんの焼きっぷりにシビれるぜ。

カワ塩を一口食べてみると瞬間気絶。ウマすぎる! この空間で衝撃のクオリティに魂が揺さぶられちまった。

美しすぎる仕事ぶりだ。見ているだけでもつまみになる。

「かってこ」では次々とテイクアウトの常連客が訪れる。ママチャリの素敵な奥さんの他に小学生からお年寄りまで。おやっさんの笑顔にみんなの心が癒されていく。

シロタレ気絶・・・・よってこ昇天! ルービーが止まらない。

さらに常連客が1人加わり限界マックスな4人で店内のボルテージは最高潮に。おそらく毎日この時間に飲んでいるのだろう。よそ者の俺にも優しい溝口に乾杯!

強烈にウマすぎるレバタレ。臭みが全くなく焼き方もタレもおやっさんの愛情がこもっている。

近所にあったら間違いなくほぼ毎日通うだろう。常連客と戦後の溝口話で盛り上がる。古き良き昭和がそこにはあったのだ。

おやっさんのおすすめ、カシラ塩でラスト気絶! ずっとここで立ち飲みしていたいが、長居は禁物だ。

おやっさんは7年前からここで焼き鳥を焼いている。多くを語らないが、その姿に生き様が滲み出ていた。遊び心ではじめたと語っていたが、焼き鳥のクオリティは素晴らしい。その謙虚な生き方にグッときた俺は、店を出て西口へと向かった。

先ほど常連客から西口の「かとりや」立ち飲みコーナーがしばらく営業していないと聞いて気になっていたからだ。どうやら焼き場のオヤジが体調不良らしい。早く元気に復帰してほしいものだ。

目の前を走る南武線の爆音を聞きながら溝口であと一杯だけ飲むことにするかな・・・・。

US NAVYのステンカラーコート。80年代のもので軍ものとは思えない洗練されたシルエットの隠れた名品。着込むほどにアタリが出てエイジングされるブラックのコットンポリ生地が絶妙でフリースのライナーも装着できる。


Text : Eiji Katano
Photo : Shimpei Suzuki


今回のアニキおすすめの店

「よってこ(かってこ)」
神奈川県川崎市高津区溝口1-22-5
Tel.非公開

https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14043250/

営業時間 14:00~20:00  
定休日 不定休
        
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