この金時計なら気兼ねなくガシガシ使える!?
第42回目は、G-SHOCKのG-D5000-9JRです。
2018年に35周年を迎えたGショック。昨今の90年代リバイバルとも重って、記念モデルはもちろん、新モデルも完売が相次ぎ、アニバーサリー・イヤーは大盛況だったようです。そして今回、そんなアニバーサリーを総括するモデル「G-D5000-9JR」が発表されました。昨年発売されたフルメタル仕様のGMW-B5000と似ていますが、こちらはメタルではなく、なんと本物のゴールド。ケースだけでなく、ベルトもビスもすべて18金の金無垢G-SHOCKなんです。
ベースとなったのは2015年に「バーゼルワールド」で発表されたコンセプトモデル。発表当時もかなり話題となり、販売を熱望する声も多くあったそうですが、商品化テストを行っていなかったことから発売は見送られてしまいました。しかし、G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄氏が、このモデルを商品化するためにドリームプロジェクトを結成して開発に着手。試行錯誤の末、G-SHOCKの厳しいテストをクリアして商品化が実現したのです。
見た目だけでなく実用性も申し分なし。世界6都市の標準電波を受信して時刻を自動修正する電波受信機能、カシオ独自のソーラー充電タフソーラー、フルオートLEバックライト、ワールドタイムなど、最新機能を搭載。ゴールドばかりに目を奪われがちですが、見た目以上にハイスペックなモデルなんです。
気になるお値段は、なんと770万円! もちろんG-SHOCK史上最高額!これを高いとみるか安いとみるかは考え方次第。何百万円もする高級時計は機械式であるがゆえ繊細で壊れやすいものもあり、取扱には注意が必要。ですが、この金無垢G-SHOCKは、ちょっとやそっとじゃ壊れません。ガシガシ使える高級時計ってなかなかありませんから、お値段770万円は決して高くはないかと…。
若かりし頃、1万円のG-SHOCKを頑張って購入したっていう人も多いでしょう。そして大人になった今、思い切って買うのがこの究極のG-SHOCKだと思うと、なんだか感慨深い…ですね。
Text:Tomomi Nishihara
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