「出来上がりが想像できなかったんですが、今からちょうど良い“春コート”ができました!」と思わず笑みが広がる『FORZA STYLE』のプロデューサー栗P。1月上旬のピッティ・イマジネ・ウオモ開催前にHANABISHIでオーダーしたコートがついに完成。「自分の想像を超えてきましたね」と栗Pが思わず唸るソフトテーラードコートをご紹介!
コートとジャケットとカーディガンのハイブリッド
HANABISHI直営店で1月よりオーダーがスタートしたコートは、作りを一新。モデルはダブル/シングルのチェスターコートで、生地はカシミヤとウールのバリエーションから選ぶことができるが、栗Pが選んだのはシングルタイプで、イタリアの「Ferla(フェルラ)」のウール生地をチョイス。
HANABISHIプレスの平間玲(あきら)さんは、「リニューアルしたコートは、より軽く、より柔らかくをテーマに、肩パッドを無くし、袖山の丸みを出す裄綿(ゆきわた)の芯も外しています。肩はあえてコンパクトにし過ぎず、肩が自然に落ちてくることで背中もきれいに見せます」と説明します。
「さっそく着てみてください」と平間さんに勧められて試着してみると、栗Pの第一声は「ジャケットのようにフィットして、カーディガンみたいに着やすいですね」と、作りの軽さと生地の柔らかさに驚愕。「オーダーしたときは“冬のコート”を考えていたのに、なんだか新しい着心地で、纏うというより羽織る感じ。いや、これからの梅春にピッタリですよ」と興奮気味!
男らしくカッチリ見えるのに、着心地は超ソフト
「もっとガッチリしたコートを想像していたんですよ。でも着てみたら羽根のように軽い。これからの時期に着るのにちょうど良い生地と仕立てで、HANABISHIさん、さすがですね」と栗P。
「柄のコートを着るのは学生の頃以来じゃないかな」と懐かしそうに鏡の中の自分を見る栗Pに、「良い生地を選ばれたと思います。近くで見るとグリーンで、遠目にはグレーに見えて、光沢感もあるので大人っぽく着こなせます」と平間氏。「確かに光の加減でグレーにも見えますね。意外とペーンの白が効いているので、カジュアルな格好にも合いますね」とコーディネートも楽しみな様子。
「オフでも使いやすいコートだと思います。タートルの上に羽織ったり、デニムとワークブーツのハードめな着こなしにこの柔らかいコートを合わせたり、いろんな表情が楽しめますね。襟を立てて着たり、前を開けて着るとベージュの裏地がチラッと見えて軽快な感じも演出できます」と平間さん。「カッチリ見えるのに、着心地はソフトで、後ろ姿が男らしいのはコート好きのココロをくすぐりますね」と栗Pは大満足のようだ。
背中のセンターの柄合わせがきれいなのは、縫製工場で職人が手で生地をカットして合わせているから
無地コートの次の2着目はオーダーメイドで
平間さんは、「ビジネスマンのコートはほぼネイビーの無地ですが、この秋冬はトレンドを意識してややオーバーサイズのコートを選んだり、ダッフルコートなどもまた復活してきました。皆さん無地のコートは一着はお持ちだと思うので、今回、栗原さんが仕立てたようなオンオフ兼用の“ライトなコート”をお薦めします」とメッセージ。
栗Pが、「ジャケット感覚でサラッと着こなすコートのメリットは?」と訊ねると、「たとえばオフィス内でジャケットを脱いで仕事をしていて、デスクの近くにコートを掛けておくと、ちょっとランチに出かけるときなどにサラッと羽織って出かけられて、とてもオシャレに映ります。40代のビジネスマンにはそんな演出も必要ですね」とのお答え。
「なるほど、いい話を聞きました。ではこのまま着て帰ります!」
【HANABISHI オーダー価格】
<コート>
シングルチェスターコート:18万円(税抜)※有料オプション別途
(有料オプション)
本切羽 2000円(税抜)
ステッチAMF 2000円(税抜)
本水牛ボタン 3000円(税抜)
キュプラ裏地 8000円(税抜)
合計 19万5000円(税抜)
【取材協力】
HANABISHI 銀座店
03-5524-1091
東京都中央区銀座1−7−17 銀座一丁目ガス灯通ビル 1F/2F
営業:11:00〜19:30 定休日:毎週水曜日
http://hanabishi-housei.co.jp
<HANABISHI INFORMATION>
2019年2月19日(火)まで、店頭にてクリアランスセールを開催中。
2019年春夏新作生地のオーダーは、2019年2月22日(金)から受注開始。
Photo:Shimpei Suzuki
Edit,Text:Makoto Kajii