働き盛りのフォルツァーが「人生を学べる」場所とは?
少し暗めの照明の下、ジャズが静かに流れるカウンター。恋人同士は寄り添いながら小声で愛を語り合い、その横ではスーツをビシッと着こなしたビジネスマンが企業秘密をひそひそ話し、バーテンダーは静かにグラスを拭き続けている…。な~んて、「BAR」にはそんな堅苦しくって近寄りがたいイメージ、ありませんか?
諸説あるようですが、BARの発祥は19世紀のアメリカ・西部劇のサロンです。荒くれ男たちを相手に店の主人が、境界線替わりにハードルのような一枚の板(バー)を置き、酒を振舞ったのが最初といわれています。一日中牛を追い、原野を駆け回り、疲れきった荒くれ男のカウボーイたちを癒してくれたバーの世界。でも、実は「BAR」が男たちの癒しの場だったのです。
それならば、現代の働き盛りの40‘s達にとっても必要不可欠なはず! そこで、今回は「学び、癒し、出逢い」の3つの異なった赴きの「BAR」を女性誌ライター目線でご紹介します。
「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」
“通”に愛される銀座のシャンパーニュバーで最高の一杯に気絶
華やかさだけでなく、奥深さや歴史も魅力のシャンパーニュ。それら全てを知りたければ、名ソムリエ阿部誠氏の懐、「ヴィオニス」に思い切って飛び込んでみてはいかがですか?
銀座8丁目金春通りに店を構える、優雅なシャンパーニュ専門店。グランメゾンから、小さなレコルタン・マニュピランまでと幅広く、知識を学ぶことが出来るのです。360種類のシャンパーニュが並ぶセラーを眺めながら、あれこれウンチクを語りフレンチを楽しむのは、泡好きには堪らない時間です。
スタンダードタイプから、造り手の最高傑作であるプレステージ・シャンパーニュまで、“グラス”で楽しめるという何とも贅沢なお店!
早い時間は、一人5,000円(税抜)で、ソムリエが厳選する1種類のシャンパーニュを90分間楽しめるハッピーアワー。3種類のグラスシャンパーニュと3種類のプティオードブルや、お料理とシャンパーニュの相性を追求した本格的な飲み比べセットなど、様々なスタイルで楽しむことができます。
通が足しげく通う名店でありながら、シャンパーニュビギナーでも良きナビゲーターになってくれる一軒なのです。
【問い合わせ】
「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」
東京都中央区銀座8-8-18 銀座8818ビル3F
03-5537-0700
「Aquarium at Alfred Dunhill」
創業者アルフレッドの面影を感じながら飲む一杯に気絶
ダンヒルの銀座本店内にあるレストランラウンジ「Aquarium at Alfred Dunhill」。アンティークのソファが置かれたラウンジは重厚感があり、壁には沢山の本と歴代ダンヒルの品々が入れられたガラスコレクションケースが並びます。
「創業者のアルフレッドが現代に生きていたら、こんな"家"に住んでいるのでは?」と感じてしまうほど、とてもシックでスタイリッシュなのです。
昼はカフェとしてゆったりとランチ、スイーツを。夜は銀座中央通りを眼下に眺めることができるガラス張りの席で、きらびやかな街並みを楽しみながらシガー片手にカクテルやウイスキー、ワインなどを楽しむこともできます。二度目はぜひ自宅に招くような気分で、女性と共に訪れてみてはいかがですか?
ただ、女性とBARへ…と想像しただけで緊張してしまう男性も多いのでは? そんな方には店内奥のライトを少し落としたソファー席がオススメ♡ 使い込まれた年代物の座り心地がいいソファに、心も身体もふか~く沈み込ませ、リラックスした状態でお酒を交わせば、いつもとは違った会話ができそうな気がしませんか?
【問い合わせ】
「Aquarium at Alfred Dunhill」
東京都中央区銀座2-6-7 明治屋銀座ビル2F
03-3562-1680
「バー橋」
社交を楽しむ酒場で選りすぐりの世界の酒に気絶
できるだけ余計なものを排し、
選りすぐりの世界の銘酒とオールドバカラ等のアンティークグラス
そう、ここは多種多様な客人が思い思いに集い、社交を愉しむ” 酒場 ”。仕事帰りの寛ぎのひとときも、
コンクリートのせまい急な階段を降りていくと、
店内の橋に見立てられたカウンターが想像以上に美しく目を引きま
漆喰の壁の温かみとバックバーに並べられたボトル群の佇まいのせ
モヒート ¥1,500円(税抜き)
土壌栽培ならではの香り高き、
さらにお酒だけではなく、同店の酒肴の中でも人気が高い「
お豆腐を味噌に漬け込んだもので、
「山ウニ豆腐」をお箸でつまみながら、次の一杯の注文を考える.
【問い合わせ】
「バー橋」
東京都中央区銀座6丁目3-7 AOKI TOWER BLD. B1F
03-3572-8400
銀座のバーは奥が深い。そして、銀座のバーは面白い。3店舗ご紹介しましたが、いかがでしたか?疲れた心と身体を休めることができる、あなただけの居心地のいいBARと出会えますように…。
Text : Akiko Uehara
Edit:Mariko Ikeda