軽くて、丈夫、それでいて知的に映る、三拍子揃った秀作です
近年、腕時計の外装技術は著しい進化を見せており、定番のステンレススティールやゴールド以外にもケース素材の選択の幅が年々広がっています。
そのひとつがチタニウムです。「軽く、強度があって、それでいて錆びにくい」という特徴があり、腕時計のケースには非常に適した素材だと言えます。一方でデメリットとして、ステンレススティールより高価であったり、加工がしにくいことが挙がりますが、これらは各社の企業努力によって大きく改善されています。
2017年の9月に500本限定発売を予定しているIWCの「INGENIEUR CHRONOGRAPH SPORT(インジュニア・クロノグラフ・スポーツ)」は、チタニウムの特性を活かしたスタイリッシュな一本。
今の時計業界のトレンドからするとやや大きめに見える44mm径のケースですが、チタニウムを使用しているため重苦しさは感じられません。さらに文字盤とレザーストラップをブラックで統一することで、精悍な顔立ちに仕上げています。スポーツウォッチとしての特徴を強調しているタキメータースケールやポリッシュ仕上げのベゼルも見逃せないポイントです。
快適であることはもちろん、スマートな印象に映るので、ビジネスシーンで着用するのもノープロブレム。チタニウムの魅力を余すことなく味わえるクロノグラフ、この機会にぜひいかがでしょうか?
Text:Tsuneyuki Tokano
IWC INGENIEUR CHRONOGRAPH SPORTRef.IW380901、自動巻き(Cal.89361)、チタニウムケース&カーフストラップ、44mm径、12気圧防水/122万5000円(税抜)
【問い合わせ】
IWC
0120-05-1868
http://www.iwc.com/ja/
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