一生ものに間違いない シングルライダーズ
私がお店をやっていた頃、秋冬の仕入れで一番ドキドキ、ワクワクしていたのがレザーアウターでした。一番好きなアイテムってこともありますが。入荷時期は決まって、初夏。お客さまから「このクソ暑い時期にレザー?」って初めは言われましたが、恒例になってくると「そろそろ新作のレザージャケットが入荷してるんじゃない?」と、いち早くチェックし、購入する人が増えたのを今でも鮮明に覚えています。
そう、「レザージャケットは、夏一発目に買う大物」なんです! それはなぜか? オーダー数が限られていて、シーズンに入ってから買おうと思っても、サイズが欠けていたり、革の個体差があるため、気に入らないものしか残ってなかったりするからです(販売員経験談)。そのために、サイズが豊富に揃って、革をひとつずつ見定められる「今」が買いな訳ですよ〜。
そんな思い出話は置いておき、今でも必ずワンシーズンに1着は買い足すほど大好きなレザージャケットの中でも、早くもその最右翼となるであろう一目惚れアイテムを見つけてきました!

それがこの、ニールバレットのシングルライダーズ! ニールバレットと言えば、干場編集長もシューズをはじめ、セットアップを何着も購入するほど惚れ込んでいるブランドのひとつ。モードでありながら日常に溶け込むバランスの良いデザインと、シンプルかつ今のムードを上手く反映させる感覚がズバ抜けています。

ニールバレットを語る上で、欠かせないマストピースであるレザージャケットの最新作は、極上の柔らかなラムレザーを使用しているのですが、アイコンのひとつであったシュリンク加工(革を薬品で縮ませる技法)をなくすことで、無骨さが薄れ、シンプルでエレガントな印象を与えます。

裾に施されたリブが特徴で、従来よりもハードになりすぎない仕様になっています。さらに大きめのジップ使いが、程よいカジュアル感を演出。大人が着るのに適した、丁度いいデザインバランスなのです!
身体に馴染みやすいラムレザーなので、スリムフィットでも窮屈でなく、第二の肌のような感覚で着られます! さらにダブルジップ仕様なので、車の運転など座った際でも楽チン。たるみがちな40男の身体のラインも綺麗に見せてくれますよ。

コーディネートは、黒や白のクルーネックTシャツに重ねるだけでOK! ボトムも黒でまとめて、足元は白のスニーカーでハズす。これくらい引き算してシンプルに着こなしてみてはいかがでしょう? ちょっと襟を立ててこなせば、、大人の余裕も感じさせますよ!
冒頭でも述べたとおり、とにかくインポートのレザーアイテムは夏に買うのがオススメ。気に入ったら迷わず買って、部屋に飾って、コーディネートをいろいろ考えて楽しむ。これこそが、服好きの醍醐味ってやつですね。
Photo:Tatsuya Hamamura
Model&Text:Satoshi Nakamoto
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ニール バレット GINZA SIX
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