英国クラシックのムードを 最高峰のイタリアメイドスーツで味わう
世界中にはいろいろなブランドがあり、毎シーズンさまざまな流行や新しいファッションの提案があるので「何を買うべきか?」「どれを取り入れるべきか?」と悩んでしまう人も多いはずです。そこで、新しく始まったこの連載では、今、注目が集まる人気ブランドの中から「買い!」の逸品をピックアップ。第18回目は、ブルネロ クチネリのスーツです。

スマフォー世代は、ビジネスシーンだけに限らず、何かと着る機会が多いスーツ。「清潔感」や「誠実さ」といった第一印象をよく見せる大切なアイテムですが、そこにトレンドを取り入れることで、より奥行きのあるスーツスタイルを表現できます。今季は、全体的にクラシカルな傾向が強く、英国調が大きなトレンドなのですが……。中でもウィンドウペンチェックが、英国クラシックの象徴的な柄として注目されています。いつも無地やストライプ柄ばかりで、少し変化が欲しい……。他の人とあまりかぶりたくない……。そんな方にオススメしたいブルネロ クチネリの極上なスーツをご紹介したいと思います。
ピンチェックをベースにした英国的なオーバーチェック柄のスーツ。このスーツの魅力は、スミズーラ職人が繊細なパターンによって作り出す、立体的なフォルムにあります。柔らかくしなやかな生地の動きに合うように作られた、薄手のバス芯と極薄な肩パッドの仕様。さらに、ストレスの無い肩周りが、構築的でありながらも軽さを兼ね備えた極上な着心地を実現しています。やや大きめなピークドラペルが、落ち着きと貫禄ある大人の表情に見せてくれます。
【テクニック1 リッチなダウンでお洒落に防寒】

酷寒になる1、2月。スーツの上に羽織るアウター選びは本当に難しいですよね。そこで提案したいのが、こちらのダウンコート。ブルネロ クチネリの定番でもあるウールカシミヤシルクフランネルの素材は、ウォーターレペレント(撥水)加工が施されるとともに、同素材によるグレーグラデーションの切替えで、スポーティさを高めています。
スーツの着丈がしっかりと隠れるやや長めの着丈と、高い防寒性。さらに、フード周りの取り外し可能なコヨーテファー、首元と袖口に施されたカシミアニットリブによって肌のあたりも良く、高級感のある仕様となっています。また、中綿のダウンには厳選されたオーストリア産の最高級ダウンのみが使用されています。
毎シーズン流行を追うよりも、一生使える最高のダウンコートを一着持っておく方が、実は経済的にも良かったりします。また、コーディネートしたブルネロ クチネリ定番のカシミア2プライニットストールは、柔らかく肌触りの良さが魅力。グレーワントーンの色合わせで、ラグジュアリー感を高めましょう!
【テクニック2 ハンチング帽】

英国調なスーツのムードを高める小物なら、ハンチングは欠かせません。「コッポラ」のモデル名を持つこのハンチングは、丸みを帯びたツバとイタリア車を思わせる艶のあるサイドラインが特徴。上質なウールフランネル素材と、レザーのバックベルトとのコンビネーションにより、スポーツシックスタイルを完成させてくれます。
【テクニック3 コードバンの艶が高級感と】

やや丸みを帯びたラストのダービーシューズは、最高級のコードバンを使用。艶やかなコードバンを合わせることで、高級感と華やかさが加わり、クラシックな英国調のスーツスタイルを知的セクシーに見せてくれます。
ソールにはビブラム社の「ガムライト」シリーズとのコラボレーションによるオリジナルソールを採用することで、重厚感のあるフォルムとは裏腹に軽い履き心地を約束。トゥの返りの良さも特徴的です。また、ソール張り替えが何度でも可能なグッドイヤー製法なので経済的にも◎。パンツは、9分丈のダブル幅4.5㎝で、足元をスッキリとスタイリッシュに決めるのがポイントです。
Photo:Siro Katagiri
Styling:Ryo Kuroda
Hair make:Masaki Tanimori
Model:Trayko Petrov
Text:Satoshi Nakamoto

【問い合わせ】
ブルネロ クチネリ ジャパン
03-5276-8300
http://www.brunellocucinelli.com/ja