FASHION 干場の「エコラグ」

第85回 エルメスのリバーシブルベルト

エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

エルメスのリバーシブルベルト

1837年にパリで馬具工房として誕生し、ナポレオン3世からロシア皇帝までを顧客として発展したエルメスは、馬具製作の技術をもとにして、バッグをはじめとした革製品やアクセサリーなどで、数々の名品を世に送り出してきました。職人文化を大切にし、いつの時代も最高品質のモノづくりを貫く姿勢は、さすが世界のトップメゾン。僕もいつかは、という憧れをずっと抱いてきました。

女性の場合は、シルクスカーフが入門編にうってつけですが、男性はポケットチーフあたりからはじめるのがいいのではないでしょうか。で、そのクオリティに魅了されてしまった人に、次におすすめしたいのがこちらのベルトです。

上は、「カンタン」という名前のリバーシブルベルト。なめらかで光沢のあるボックスカーフ(黒)と型押しの柔らかなヴォー・トーゴ(チョコラ)の両面が使え、それにパラディウム仕上げをしたシルバー色のバックルが付いています。お値段はそれなりですが、色も革の質感も違う2本を揃えると考えれば、むしろお買い得といえるのではないでしょうか。

下は、かなり前に購入したもので、「トゥアレグ」というシリーズだったと記憶しています。トゥアレグというのは、北アフリカのサハラ地方に暮らす遊牧民のことを指すのですが、このベルトの最大の特徴であるバックルに刻まれているのが、トゥアレグ族に伝わるオリジナル模様なのです。しかもこれ、一点一点、シルバーを手彫りしたもので、ひとつとして同じものがないというシロモノ。さらに、こちらも黒とチョコラのリバーシブル仕様です。

ちなみにエルメスには「キッドベルト32」というコレクションもあって、バックルのデザイン、メタルのカラーと仕上げ、レザーベルトのカラーなどを選んで自分好みにカスタマイズできるものもあります。レザーベルトはリバーシブルのタイプでカラーの組み合わせがいろいろあって、あれこれ考えるだけで楽しいですよ。

話を戻すと、上はドレスアップの際に、下はデニムなどのカジュアルスタイルに合わせて使っています。ベルトはこの2本さえあれば、ほとんどのコーディネイトに対応できるので、出張には欠かせませんね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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