色の微差がわかる男が女性心を見極める!?
自分に似合う「白」と「ネイビー」の見つけ方。
『FORZA STYLE』の唱えるイケフォー(イケてる40男)になりたい34歳の編集部員サトシーノ。美女はやっぱりイイ男を知っている! との噂を聞き......。「女の本音」を聞き出して学ぶコーナーです! さてさて、サトシーノ、どんなダメ出しを喰らうのか!? 前編はこちら!
第3回目のゲストは、アロマテラピーインストラクターとして、また色彩講師として色と香りの心理、生理作用を応用した「五感コミニケーション」の提案で、企業研修や講演などでご活躍されている土屋 亜津子さんです。色彩による明日から使えるビジネススーツの着こなし方を教えて頂きました。
サトシーノ「亜津子さんって、色彩講師としてもご活躍されてるじゃないですか。せっかくなんで、色の話も聞いて良いですか?」

土屋さん「もちろん! そのためにもいろいろ準備してきましたよ。で、何が聞きたいの? あ、もうシモネタは禁止ね(笑)」
サトシーノ「はい、もう、聞きませんから! で、聞きたいのは......やっぱりビジネスマンが役立つ色の知識なんです」
土屋さん「ほー! またまた男性らしい現実的な質問ね。やはり女性と違うな~。勉強になるわ。いいよ、例えば?」
サトシーノ「『FORZA STYLE』色で言えば勿論、干場8色。白・水色・黒・ネイビー・グレー・ブラウン・ベージュ・デニム。着回しの効く、グローバルで通用するベーシックカラーなんですよね。で、中でも白とネイビーについて聞きたくて」

土屋さん「なるほどね~。そうね、まずはアンダートーン(色に青みが多く含まれているか、黄みが多く含まれているか)を知るべきなの。基本は2種類。色をブルーアンダートーン、イエローアンダートーンという2つのグループに色を分けるのだけれど、ブルーアンダートーンは、ある色に青いインクを1滴足したような色、イエローアンダートーンは、ある色に黄色のインクを1滴足したような色を指すわ」
サトシーノ「なるほど......それから? それから?」
土屋さん「例えば、赤を思い出してみて。同じ赤でも、青いインクを1滴足したようなバラの赤ならブルーアンダートーン、黄色いインクを1滴足したようなトマトの赤ならイエローアンダートーン。黄色も同じ。青いインクを1滴足したようなレモンの黄ならブルーアンダートーン、黄色いインクを1滴足したようなバナナの黃ならイエローアンダートーンなのよ。同じ色でも、よーく見てみると色に違いがあって、それをブルーアンダートーン、イエローアンダートーンに分けることができるっていうわけ!」
サトシーノ「へ〜! 人の肌にもそれが分類されて似合う色が決まるってことですか?」
土屋さん「そうね、同じ考え方でお肌が、ピンク系の人はブルーアンダートーンとされ、スカイブルーやベビーピンク、フューシャピンク、ライトグレーが似合うし、オークル系の人はイエローアンダートーンとされ、オレンジ、バナナイエロー、キャメルブラウンなどが似合うのよ」
サトシーノ「おー! よく聞くやつだね。俺はオークル系だから、イエローアンダートーンかな!?」

土屋さん「そうね、男性が使う色って女性に比べて圧倒的に少ないじゃない? だから、徹底的に基本になる白、ネイビー、グレー、茶は、自分に似合う色を探すべきよ」
サトシーノ「なるほどな~。女性って色沢山着るから本当に大変なんですね~。男性は確かに基本あまり色使わないしね」
土屋さん「ビジネスマンが着るワイシャツって白が多いじゃない? まずは、自分に似合う白シャツを見つけだすことがファーストステップね」
サトシーノ「???? いやいや......白シャツは白シャツでしょー! 何言ってんですか!」

土屋さん「ふふふ、じゃあ......これ見てみて。白ってね、こんな感じで生成りっぽい白から純白まで様々にあるの。カラー診断をすると、ちゃんとブルーアンダートーンの白が似合う人と、イエローアンダートーンの白が似合う人に別れるの。純白やオフホワイトは、ブルーアンダートーンのピンク系のお肌に、生成りやオイスターホワイトはイエローアンダートーンのオークル系のお肌に似合うのよ」
サトシーノ「へぇ~! 確かに。白シャツってビミョーに色違ったりしますよね。素材によっても違うし......なるほどな~。要はシャツ選びって、体型に合わせた形だけじゃないんだ~。勉強になるな~」
土屋さん「そうそう、でね。白シャツって本当に基本のアイテムだから、自分に合わない色を買い続けてると見た目に損しちゃうの。顔がフケて見えたり、目の下のクマが目立ったり......。だから、知っておくと良いのよ」
サトシーノ「なるほどな~。でもどうやって見極めればいいの......?」

土屋さん「パーソナルカラー診断をしている専門のカラーコーディネーターに見てもらうのが一番かな。でも簡単にチェックするならシャツを着なくとも首元に持ってきて顔に何枚も合わせて顔映りを確認するの。着ちゃうとシルエットとか余計な情報が入っちゃうから、まずはただ色を見極める!」
サトシーノ「なるほどね~。超勉強になる~! 俺も、白シャツって似合わないんで......いつも迷いまくってました。1回ちゃんと見てみよっと」
土屋さん「あとは、女性店員さんにみてもらうのがいいわよ。女性の方が圧倒的に色に敏感。ちゃんと合った色を着ればハツラツとして顔が健康的で締まったように見えるわ」
サトシーノ「了解! 確かに、化粧とか毎日色に接してるもんな~。色なら女性店員さんに相談ね......」

土屋さん「あとね、『FORZA STYLE 』でいえば......干場さんのお好きなネイビー。これも似合う似合わないってあるから」
サトシーノ「ま、マジっすか! ネイビーって1色ちゃうんすね? 色褪せた感じとか......そんなヤツですか?」
土屋さん「サトシーノ......感覚で色合わせする方が凄いわ(笑)。インスタとかうまいな~ってみてたけど......あなた奇跡的ね(笑)」
サトシーノ「あはは! まあ、昔習ったんですけど......。もう断片的にしか覚えてないっす。で、そのネイビーって例えば?」

土屋さん「あのね、これを広げるとわかるんだけど......。ほら、ネイビーっていっても、さまざま種類があるわ。ネイビーもさっきのブルーアンダートーン、イエローアンダートーンの考え方をするの。顔(お肌)がピンク系の人はブルーアンダートーンのロイヤルブルーやパープルネイビーが良くて、オークル系の人はイエローアンダートーンのマリンブルーやティールブルーネイビーがいいわ」
サトシーノ「なるほど! これもやっぱり自分で選ぶなら......とにかく着る? あててみる?」
土屋さん「そうね......これも自分で探すなら、パーソナルスタイリストつけるとか、行きつけの信頼できる店員さんに見てもらうのが大切かなサトシーノも店員さんやってたからわかるでしょ」
サトシーノ「ですね~。確かに、自分のは分からなくとも、なぜか他人のははっきりとわかる!」
土屋さん「そう、自分で確認ってやっぱり難しいから、必ず誰かに見てもらうのがおススメかな」
サトシーノ「あと.......僕、どこかにやっぱりポイントで色とか柄とか使いたくなっちゃうんですよね~。アレはどうしたらいいんですか?」
土屋さん「あはは、ブログでみたみた。編集長の干場さんにダメ出しされてたね(笑)。え~っとね、色配分について言えば......70%がベースカラーで25%がサブカラー、そして5%だけアクセントカラーを持ってくるとバランスがいいのね」
サトシーノ「なるほど......スーツスタイルで言えば、スーツがベースカラー、シャツがサブカラー、ネクタイがアクセントカラー......って感じ?」

土屋さん「そうそう! いい感じ。だからネクタイは、個性を出していいと思うの。ベースカラーは、全体の雰囲気を決めるからアクセントカラーで目立たせて引き締める......って感じ。もちろん、そこはセンスだから、干場さんにチェックしてもらいなさいよ~」
サトシーノ「ですね~。最近むっちゃチェック&ダメ出し厳しいんすよね~でも、それが心地良いんす!」
土屋さん「サトシーノ、あなたどんだけMなの......(笑)。でもね色で大切なのは本当にちょっとした微差なのよ。これが狂うと全部ダメになっちゃうの。女心を見極めるのも一緒。微差がとっても大切。わかった?」
サトシーノ「ビサ...ビザ...ひざ? あ、ビサか。深いっすね! それ! 色の微差がわかる男が女性心を見極める。なーるほど、完璧なサブタイトル頂きました!」
土屋さん「軽いな~......(笑)。あのね~ちゃんと本当にわかったの~!? そういう所が、女性心がわかってないって言われんのよ~」
はい今回は、ここまで!
Photo,Text:Satoshi Nakamoto
【プロフィール】
土屋亜津子 tsuchiya atsuko
色彩講師/アロマテラピーインストラクター
コミュニケーションを豊かにするためのカラーセラピー、パーソナルカラー診断、アロマテラピーを実施。色と香りの心理・生理作用を応用した「五感コミュニケーション」の提案で、企業研修・講演など行う。
http://www.kouenirai.com/search/detail-200902-3905.html
ブログ http://ameblo.jp/aroma-color/
【撮影場所】
M HOUSE
東京都渋谷区恵比寿4-23-13 MERCER BLDG
03-3441-7551
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