既製品でも素晴らしいスーツはたくさん!
4月も後半に差し掛かり、転職や異動や昇進などをされた方も、段々と環境の変化に慣れてきたころではないでしょうか。
その中で、スーツを新調しようと思っている方や迷っている方もいるかと思います。しかし、いざお店に行っても、スーツの知識がなければ店員さんの話を鵜呑みにするしかないですよね……。
実際、漠然と「海外ブランドは良品」というイメージはあっても、海外ブランドは当然自国の気候や文化に合わせてスーツを作っていますから、私たちが着るとお値段と機能性が合わない可能性もあるんです。
というわけで今回は、自分に合ったスーツをしっかりと選ぶために、上質なスーツの見分け方を解説していきます。どんな方もいずれ買う機会は来ますから、ぜひこれを読んで良いスーツの買い方を予習していってくださいね!
表地をチェック
当然、試着はするとして、その際にチェックしていただきたいのが品質表示です。上着の内ポケットについてあることが多いですから、よく見てみてください。
スーツには表地と裏地がありますが、ほとんどのスーツの表地はウール100%です。毛100%と表示されているものもありますが、ウールやカシミヤ、モヘアなど獣毛のうち2種類をブレンドしていることを示します。
安いスーツには表地にポリエステルが混ざっていることが多いです。
裏地をチェック
続いてはスーツの裏地の素材を見てみましょう。
スーツの品質を見るうえで最も意識していただきたいのが、裏地です。裏地は着心地に直結しますから、ある意味表地より重要になってきます。
スーツの裏地は、主にポリエステルやキュプラといった化学繊維が使われていますが、上質なスーツを着たいのならば、断然キュプラがオススメです。
キュプラは湿気を吸収して吐き出す性質を持っているので、冬は暖かく、夏は涼しく着ることができるんです。また、静電気も起きづらいので、乾燥する冬場でも快適です。
一方、ポリエステルは吸水性はないため、夏は涼しいですが、冬だと寒いのが難点です。
買うときに意識すること
予算感別でアドバイスしていきます。
スーツを安く買いたい場合、量販店などで裏地の素材を確かめると良いでしょう。もしかすると、上質なスーツがお手頃なお値段で買えるかもしれませんよ!
また、スーツをオーダーする場合は、裏地をキュプラにするのはオプション料金がかかることが多いですが、長く着続けることを考えると、損はしないと思いますのでオススメします。
いかがでしたか? スーツを新調する際はぜひこれを参考に選んでみてくださいね!
TEXT:FORZA STYLE