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【中年必読!】スーパーカー少年がオジサンになっても永遠に悩むのはそのスペックだった件

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ピニンファリーナデザインのBBを生産台数少ない順に並べると、365BB<512BB<512BBiという序列。もっとも珍重されるのはスカリエッティの工場で生産された初期の25台(50台説もあったような……)といわれます。で、ウン十年ぶりにスペック(最高出力)調べると、今回の「ぐむむ?」な事件へとつながるのです。

ぐむむ事件の詳細です。サクッと検索すると日本のウィキペディアが385ps<360hp/6800rpm<340hp/6000rpm。単位を統一しなさいと言いたくなります。続いてWeb記事見ると365で380ps/7200rpmとあり、なんとなくスパーカー少年だった当時に引き戻されます。他もチェックしましたが白黒つかず。ならばとオフィシャルサイトにアクセスすると、360hp/7500rpm<360hp/6800rpm<340hp/6000rpmの順。

さらに記憶と事実を合致させるべくヨーロッパのウィキペディア調べると、「プロトタイプが380hp/7100rpmだった」であり、「生産型が360hp」とあります。経緯説明があるのでちょっとは信用してもいいかなと思った次第。

キリがないのでまとめましょう。日本のウィキペディアはプロトタイプの最高出力380hpをps換算して385psと回答を得たかと思います。当時の自動車雑誌の掲載スペックも確か385psだったような。Web記事の380psはhpを単位換算せず掲載したと判断。現代車両のランボルギーニもその最高出力をhpからpsに換算すれば車名表記の数字を上まわることに。

スーパーカーって昔も今もミステリーのカタマリ。だから夢は永遠に続くのかもしれませんね。

末筆ながら、急逝されたパオロ・ピニンファリーナ氏(同社会長)のご冥福を祈ります。

Text:Seiichi Norishige

オートモビルカウンシル



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