【続きはこちら】困難を極めるクラス分けをさらにややこしくするモンペの存在。40代教師が危惧する、簡単にNGを出す親に育てられる生徒たちの行く末

【前編のあらすじ】花村直さん（仮名・46歳）は、地方で中学校の教員をしている。担当は理科、年次も上がり、昨年は学年主任を請け負っていたそう。そこに登場したのが、クラス替えに物申すモンスターペアレンツだ。直さんに同じクラスにしてほしくない生徒をランキング形式で発表したと言うのだ。その内容は偏見に満ちたもので…。

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「当初は電話でご連絡いただいたのですが、私が希望通りにできないこともあると話すと直接訪ねてきたんです」。

直さんはクラス担任と保護者の対応に当たったそう。

「感じたのはあまりにも安易にNGを出していること。トラブルになったとか、喧嘩をしたとかならまだしも、素行が悪いと聞くのでできるだけ関わりをもたせたくないとか、ちょっと行き過ぎですよね。ほかにも挨拶をしない保護者は嫌だとか、昔バレンタインをもらった女の子が怖いとか…知らんがなっていう内容ばかり」。

結局話を聞き、定型の「すべての要望には対応しかねます」と伝えると不服なようでさらに物申してきたらしい。