日本医師会によると、現在わが国における糖尿病患者数は予備群を含めれば2,000万人以上もいるとされている。
糖尿病は、いまや誰もが認める国民病となってしまった。
危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、糖尿病との向き合い方についてこう指摘する。
「診断されるとショックを受けるかもしれませんが、糖尿病は食事面での工夫や運動習慣などによって症状の進行を遅らせれば、上手につき合っていくことのできる病気でもあると言われています。
問題なのは健康診断を受ける習慣のない方。
特に中年層の一人社長などは、周囲の助言を聞かず健診を拒むという方もちらほらいらっしゃる様子です。対応が遅くなると合併症が進行して取り返しがつかなくなるケースもあるようなので、まずはご自身の体の状態を把握することから始めてみましょう」
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※この記事は取材に基づいていますが、取材対象者保護の観点から必要に応じて編集を加えておりますことをご理解ください。
糖尿病やその予備軍の方に対し、症状や対策などを教えていただくべく取材を進めていると、幅広い年齢層で糖質カット食品を利用している人が多くいる現状を知ることができた。そんななか、糖尿病のある症状によって、夫の不倫が終焉を迎えたという興味深い出来事について話を聞かせてくれた人がいる。
「病院嫌い、健診嫌いの夫が体の異変に気づいて泣く泣く不倫相手のもとから戻ったのは半年ほど前のことです。私も頃合いを見計らって、離婚したい気持ちを伝えようと思っています」
こう語るのは、47歳の南野ゆみえさん(仮名)。
たいへん若々しく快活な女性で、傍目には夫の浮気に悩んでいるようには見えない。夫は飲食店経営者で現在54歳、夫婦に子供はいないという。