「若者も少なく、人手不足もあるでしょうから、今後は観光客のみならず、生活者として海外の方が増えることも容易に想像がつきます。そうなってきたときに、変化をなかなか受け入れられない高齢の父をひとり置いておくのは、少し不安だなと。ただ父は地元を離れたくないと言います。どうしたものかな?と頭を抱えてしまいますね」。
インバウンド需要に長く低迷を続ける日本経済を活性化させるポテンシャルがあることは事実である。ただし、受け入れる側の体制が整っていなければ、元も子もない。経済効果どころか、暮らしが脅かされる可能性すらある。
取材・文/悠木 律
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