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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「女子だけ下着の色指定、マジで気持ち悪い…」ブラック校則に反旗を翻したとき、フツーの家庭に起きたこと。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

検査と称して見たいだけでは…そう勘ぐりたくもなる?

小売業やサービス業で従業員の髪色やピアス、カラコンなど身だしなみのルールを緩和する動きが高まっている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「慢性的な人材不足を嘆く昨今、身だしなみを自由化することで、より幅広い人材にアプローチできるという企業側のメリットもあります。カラフルなヘアカラーにするからこそ、より一層丁寧な対応を心掛けているというスタッフの声を先日、聞きました。そういう効果もあるのであれば、自由化に踏み切る企業は増えるでしょうね」。

もちろん何でもかんでもOKというわけではない。

「身だしなみを緩和したからすべてがうまくいくなんてことはありません。業種によっては衛生面などから、身だしなみを自由化するのが困難な場合もあるでしょう。さらにやり方によってはだらしないなど、逆効果になることも。成功の鍵は従業員との認識一致、そして何よりサービスの満足度にありそうです。緩和ではなく、企業の理念やビジョンと連動させながら、身だしなみを見直すというほうが、適切かもしれませんね」。

日本人の多くは中高生時代にきちんと制服を着ることを求められ、メイクやヘアカラーは禁じられてきた。いや、今も求められている。大人の身だしなみが見直されるのなら、高校生も見直して欲しい!そんな高校生の娘を持つある母親を取材した。

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©︎GettyImages

倉本玲さん(仮名・45歳)は、高校生2人を育てる母親だ。昨今の高校生は、スマホばかりで本どころか教科書もろくに読めない、ショート動画ばかり見ていて集中力が低下しているなど、揶揄されることも多い。しかし、玲さんは今の高校生たちに対して、悲観するばかりではないと話す。

「子供がいるから欲目かもしれませんけど…」。

自分の生きてきた時代とはあまりにも違うからこそ、比較するのが難しいというのだ。

「私たちが高校生の頃は、スマホはおろか携帯電話もありませんでした。ギリギリPHS世代です(笑)メールも使えましたが、今のLINEのように気軽に送る文化はありませんでした。だからといって、本を読んでいたか?と言われるとお恥ずかしながら、さほど読んだ記憶はありません。それにね、かくいう私も休みの日になれば、スマホばかりいじってしまいます。サブスクは倍速で観ますし、いらないところを飛ばしたりもします。だから手放しで携帯使いすぎ!と叱れない、そんな側面もあるんです」。

もちろん、今の彼らの生活、そして未来を危惧するところもある。

「特に体験が少ないなとは感じます。スマホで何でも簡単に調べることができて、見ただけで何となく体験したことがあるような気分になっているんじゃないかなって。とはいえ、私たち親が積極的に新しいことにチャレンジさせてこなかった側面もあります。育ってきた環境によって、子供の未来には差があるのは常ですが、その差が大きくなっているように感じますね」。

玲さんは、自身の家庭を一般的だと評する。

「教育熱心な親御さんのように猛勉強をさせてきたわけでも、英語教育を特別させてきたわけでもありません。共働きですし、子どもは2人とも都立に通っています。スマホは使いたい放題ですし、2人ともゆるっとした部活に入るくらいで、本気でスポーツをするといったこともありませんでした。比べればキリがないけれど、実際自分の子供と思えば、こんなもんだなというのが正直なところです」。

そんな玲さんだったが、最近少し嬉しいことがあったと話す。

「主張したり、先頭に立ったりすることのなかった長女が、あることをきっかけに生徒会長に立候補したというんです。公約のひとつに掲げたのが、校則のメイク禁止の見直しだそう」。

長女からは、なぜ?という疑問を突きつけられることが多かったと話す玲さん。

「例えば、小学生の頃。なぜパーカをきていっちゃいけないの?と聞かれたことがありました。学校ではパーカのフードがひっかかって怪我をする事例があったため、禁じられていたんです。それには正当な理由があったので、よかったのですが、歳を追うごとに質問の内容もレベルが上がって、コチラがタジタジになることも」。

中学生の頃の疑問に対しては、玲さん自身も違和感を覚えて学校側に問い合わせたという。



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