ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

「不倫目的ではないし、家族に優しくなれる…だと!」建前と本音が違いすぎる既婚者合コン常連男にインタビューして驚いたこと。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

今や、平日週末問わず開催されている既婚者合コンだが、知るほどにトラブルの声も聞こえてくる。

今回は、20回以上も既婚者合コンに参加したという達郎さん(仮名・54歳・自動車関係)が取材に応じてくれた。

中肉中背で落ち着いた雰囲気の彼は、合コンで「親しみやすい」「素朴」と言われることが多いという。家族は2歳下の妻と高校生の息子が1人だ。

達郎さんは語る。

「既婚者合コンは、ネットの口コミで高評価の多い『P社』に限定して、定期的に参加しています。僕が参加するのは平日の夜か土日の昼。妻には残業や休日出勤と言って、新しい出会いを求めています。といっても不倫目的じゃありませんよ。

あくまでも仕事や家族とは違う『サードプレイス』的な居場所が欲しいと思って……で、参加してみると、けっこうセクシーな人妻がいるので、ハマってしまったのが正直なところです(笑)。今は仲良くなった男女6名のグループLINEで情報交換をしています」

参加する女性は、主婦、医療関係、介護関係、大手メーカー、広告関係、美容関係、出版関係、IT関係、スポーツインストラクター、外資系、金融関係など多岐にわたるという。

毎回、何人くらいの参加者がいるのだろうか。

「だいたい男女10名ずつで約20名ですね。男女5~6名のテーブル席が3卓あり、40分ごとに男性陣が隣のテーブルにずれるんです。合コンは2時間で終わりなので、気が合えば数名の男女で二次会に流れる時もあるかな」

参加費用も気になるところだ。

「僕の場合、『40~50代の男女』の合コンが多く、金額は男性1万円で女性は無料。

他にも『女性は主婦限定』『30代の男女』『年下男好き集まれ』などもあって、種類によって費用は変わります。レストランを貸し切りにしての開催で、ビュッフェ式のフードがあり、ドリンクは飲み放題。僕としてはフードやドリンクよりも女性の質が気になりますね。『今日はアタリだ!』とテンションが上がる時と『今回はイマイチ』と残念な時もありますからね。それでも女性との出会いは刺激的ですよ。既婚者合コンに参加するようになってから、多少の後ろめたさもあって家族には優しくなれたかな(笑)」

しかし先日、グループLINEのメンバーである知人男性がトラブルに遭った。

「既婚者合コンで仲良くなった直人くん(仮名・49歳)なんですが、ある人妻とW不倫関係になったんです。しかも合コン後の初デートで。ラブホテルでの行為後、『帰りのタクシー代として2万欲しい』と言われたそうで……で、彼も言われるまま2万を渡したんです。

家族への後ろめたさもあったし、けっこうな美人妻だったそうで……。それ以来、人妻のほうから男女関係を迫り、誘惑に負けてホテルに行くたび金をせびられるようになったとか……最初は2万だったのが、『今日は千葉の実家に帰るから3万円』とか『直人さんに逢えない時、気が狂いそうだから、その代償として今日は4万お願い』とか。彼にその話を聞いた時、僕はすぐに本部に連絡するよう忠告しました」

達郎さんのアドバイス通り、直人さんが彼女との一件を本部に打ち明けたところ、以下のような回答が来たという。

「弊社は出会いの場を提供するだけであり、その後の交際は個人の自由となっており、責任は負いかねます」
あまりにも誠意のない返答に、達郎さんが行動に出た。

「相手の女性は45歳の某生命保険会社に勤務する営業職の女性で、グラマラスな和風美人。で、その女性が行きそうな週末を狙って参加すると、案の定、彼女がいてね。会話の内容は、居住地や仕事内容、趣味や海外旅行などが多くて……すぐに『経済力のリサーチだな』とピンときましたね。他の男性陣は彼女の美しさに鼻の下を伸ばしてたけど、僕は直人くんから事前に聞いていたからとっちめてやろうと思いましたよ」

達郎さんは続ける。

「僕がいかにも羽振りよく『自動車関係のエンジニアで、住まいは港区のマンション、趣味はゴルフとヨット』と嘘を交えて言うと、すぐに食いついてきましたね。LINEのID交換を促され、合コンの最中にもかかわらず、『二次会は2人きりでいかがですか?』との誘いが来たんです。色じかけでパパ活か? と思いながら、『他に気に入った女性がいるから、ダメ』と返信すると、よほどプライドが傷ついたのか、『これでもダメ?』とわざわざ化粧室に立って、胸チラの画像を送ってきたんですよ。バカじゃないかと思いましたね」

達郎さんは合コン後、すぐにその画像をスタッフに見せ、クレームとして本部にも送りつけた。

「ここの会社はこんな下品な誘いをするような女性を参加させているんですか? もしかして、会社とグルになって男性参加者から金銭を巻き上げたり、トラブルを冒して賠償金を払わせてるんじゃないですか?と、やや強気の内容で送りました。これくらいしないと会社は動いてくれませんから」

達郎さんのクレームが功を奏し、P社は調査を始めた。

「調べてもらった結果、その人妻は直人くん以外にも、10名以上の男性参加者と体の関係を結んで、金銭を要求していたようですね。出し渋る男性には『私の夫婦はとっくに壊れてるからいいけど、あなたの奥さんに私たちの関係を言ったらどうなるかしら?』と脅しめいた言葉で金銭を要求していたようです。その他にも、行為後にうたた寝している隙を狙って男性とキスする瞬間の『証拠画像』まで撮影し、ゆすりのネタにしていたというから驚きです」

当然ながら、その女性はP社の合コンに出禁となった。

「でも油断は禁物です。参加者の女性から聞いたんですが、既婚者合コンに参加する女性のネットワークがあって、『A社の30~40代の合コンの質が高い』とか『イケメンの年下男ならB社がオススメ』『C社は高収入や医者のパーティがあるけど、医者は1人もいなかった』『毎週末、A社、B社、C社のどこかの合コンに参加して、気に入った女性を合コン終了後に待ち伏せするストーカー男がいる』など、女性限定の書きこみ欄があるそうです。僕はP社のみの既婚者合コンですが、けっこうな常連だから自分に関する情報が流れていたら怖いと思ってね……でも、セクシーな人妻との交流はやめられなくて、つい足が向いちゃって……」

☆【後編】そう苦笑いする達郎さんだったが、ついに大きなトラブルに巻き込まれることに――。☆


TEXT:蒼井凜花

▶︎後編に続く


RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5