俳優の生田斗真がInstagramのストーリーでファンからの質問に解答。その答えが大きな波紋を呼んでいる。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「《今日で妊娠9ヶ月です 出産こわいよー》という質問に対する答えがそれですね。今の時代には到底そぐわないワードの連発に多くの人が反応することになってしまいました」。
−《旦那様に無痛おねだりするか》
「本人はさほど悪気はないのでしょう。ひねった発言をしたつもりかもしれません。でもここはSNSという公の場所。ここでの失敗は今や、言葉足らずでは済まされません。無痛分娩で出産の不安が解消するといった考えも浅はかですが、旦那様、おねだりと令和とは思えないワードが並んだことも問題を大きくしたでしょうね」。
妊娠、出産の身体的な負担は、すべて女性にかかってくる。そのことに対する理解のない発言。本人はどういうつもりで発言したのだろう。しかし、これは何も生田斗真氏に限ったことではない。会社の上司の出産や生理などに関する知識、理解の無さに辟易するというある女性に話を聞いた。
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遠藤るりさん(仮名・41歳)は、都内で働くワーママだ。
「夫は同世代です。比較的、家事育児に協力的だと思いますが、それでも平等とは程遠いと感じます。我々世代でこれなんですから、上の世代は平等なんてあり得ないでしょうね。下の世代は少しマシになっているのかな?。部下たちのなかには、完全にイーブンでやっている人もいます。でも全員ではありませんね」。
そんなるりさんが働いているのは、IT企業で外から見れば、イマドキに見えると話す。
「とはいえ、内情はここは令和なのか?と突っ込みたくなる会話があちらこちらで繰り広げられています。聞いたらびっくりすると思いますよ。これにはふたつ理由があると私は思っています。一つは男性側の無理解、もう一つは面倒くさいから訂正しない女性の姿勢です。もちろん私も面倒くさいので言いませんけどね」。
これがリアルなところであろう。例えばどんな話題があるのだろう。