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FASHION NEWS

【いまや幻の名靴ジンターラのデッドストックが並ぶだと!?】新感覚のSDGsイベント LIVE STOCK MARKET が丸の内で開催!

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総合プロデューサーはスタイリスト小沢 宏氏。ファッションを楽しみながら社会貢献ができるサスティナブルなイベントです!

スタイリスト小沢宏氏が、故郷である長野県上田市にオープンさせたセレクトショップ、EDISTORIAL STORE(エディストリアルストア)。

その開店1周年を記念し、渋谷PARCO 3階にて開催された「LIVE STOCK MARKET IN SHIBUYA」は大盛況のうちに幕を閉じましたが、なんと! 来週9月14日からは 丸の内エリアに進出し、「LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI」が初開催されることになりました。

初めて聞いたという方に説明しておくと、"LIVE STOCK(ライブストック)"とは、本来なら処分されてしまったかもしれない経年在庫、サンプルやB品などにもう一度着目し、スタイリストならではの審美眼で選別・再編集を行い、新たな付加価値を与えて生まれ変わらせ、販売すること。

“DEAD STOCK(デッドストック)”の対義語として小沢氏が提唱する理念でありシステムで、過剰生産や在庫焼却など、ファッションに付きまとう問題を解決するサスティナブルな取組みのひとつとして多くの人から注目を集めています。

今回も、さまざまなコンテンツが用意されておりますので 順に紹介していきますが、最後に とっておきの大玉花火がありますよ!

まずは、「LIVE STOCK POP UP」から。丸の内エリア内の対象店舗にて、スタイリスト、ショップ店員、インフルエンサーなどとゲストディレクターとしてタイアップを行い、在庫商品を彼らの視点で選別・再編集し、"LIVE STOCK"として生まれ変わった商品の販売を行うポップアップを展開します。

ちなみに、このイベント期間中、「LIVE STOCK POP UP」に参加する上記店舗3店舗に来店し、各店で配布しているステッカーを3枚集めて、丸ビル1F マルキューブへ持参すると、丸の内エリアのワーカーから回収したアパレル製品の一部をアップサイクルして作ったトートバック「RECYCLE WEAR BAG」がプレゼントされます!

プレゼントは本特設POP UP STORE内で配布。※数量に限りがございますので、予めご了承ください

続いては、このコンテンツの目玉! 「EDISTORIAL STORE」特設POP UP STORE。

ディレクターの小沢氏が、丸の内に合わせて用意した"LIVE STOCK"を提案・販売するポップアップストアを丸ビル1F マルキューブに展開します。

実施イメージ

期間中は小沢氏も店頭に立ち、コーディネート提案やスタイリング相談を実施。(※小沢氏は時間帯により店頭に不在の可能性があります)

また、小沢夫人が上田の本店1Fで展開する「イージーベイク」のポップアップストアもオープンします。

加えて、このポップアップストアのマルキューブ内には、期間限定で「BE YOUR REAL」と銘打たれたコーナーも出現!

このイベントのディレクターを務める小沢氏がスタイリストとして長く関わってきた日本を代表するセレクトショップ、ビームスとユナイテッドアローズのデッドストックを小沢氏が "LIVE STOCK"して販売します。

セレクトショップ両雄のアイテム群が垣根なく展開されるという、前代未聞のスーパーセレクトショップは すでに期待度大です!

ちなみに、9月17日(日)には両社のPRスタッフによる店頭接客も予定しているとのことで、そちらも楽しみ。

最後は、「MARUNOUCHI WORKER’S MASH UP」。自宅で眠っているバッグやキャップなどのアイテムに刺繍を施し、新しいアイテムへとアップサイクルするワークショップや、生産過程で様々な事情で販売できなくなった靴下を使って人形をつくる「ロトトくん人形」のワークショップなどが楽しめます。

と、ここまで駆け足で一気に紹介してきましたが、さきほど宣言した大玉花火とは、EDISTORIAL STORE」特設ポップアップストアにて展開される靴たちのことです!

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この箱を見て、ピンときた方は、結構な靴好き! そう、クラシコ イタリアを牽引してきた世界最高峰の靴職人 Silvano Lattanzi(シルヴァノ・ラッタンジ)が手がけた、あのZINTALA(ジンターラ)です。

90年代後半からファッション業界人・靴好きたちをトリコにした、イタリアの名靴。そのデッドストックが長い眠りから目を覚まし、このイベントに姿を現すのです。

気になるラインナップを紹介していくと、まずはアメリカを代表する"あの"ブランドの定番モデルをモチーフにした、脱ぎ履き楽なモカシンブーツ。

ジンターラのブーツ 11万円

アッパーのレザーには、Guidi &Rosselini(グイディ&ロゼリーニ)社のバケッタレザーを採用。

少量のワックスを含ませ、スペインの巨匠ジョアン・ミロをイメージしたミックスカラーのスモーク仕上げのバケッタレザーを見ると、懐かしい気分に浸る方も多いのでは?

続いても、"あの"ブランドの定番、ボートモカシンをモチーフにした1足。

ジンターラのボートモカシン 11万円

こちらは、アッパーにシルキーなタッチの最高級バックスキンを採用しているのがポイントです。

一般的にはビスポークなどに使用される高価なレザーを使い、しかも甲板で滑りにくいよう本来はゴム製のアウトソールを履くところをレザーソールで仕上げる辺りが、シルヴァノ・ラッタンジらしさ!

ディテールについては、アメリカらしいオーセンティックなイメージを崩さないよう忠実に取り入れているものの、あくまで履くシーンの想定はタウン。

街履きで輝くようモダンな雰囲気をまとわせながら、最高峰のテクニックでハンドメイドで仕上げた、まさに大人の遊び心満載なボートモカシンです!

そして、モンキーブーツが2タイプ。

ジンターラのモンキーブーツ 11万円

ちなみに、モンキーブーツとは外羽根でトゥ(つま先)の近くまで羽根があり、そこまでシューレースが装着されているのが特徴的なブーツのことですが、呼称の由来には諸説あります。

元々チェコスロバキア軍のミリタリーブーツを起源とし、ノーズが短くて正面からの見た目がサルの顔のようだったからモンキーブーツと呼ばれた説。

その形状から足をしっかりホールドできて電線施設工事用のワークブーツとして使われていたのですが、このブーツを履いた人は高所でも軽々と登ってサルのように作業をできた様子からモンキーブーツと呼ばれた説。

こちらの箱には「ラインマン(LINE MAN)」と記載があったので、シルヴァノは後者と捉えていたのでしょう。

こちらもボートモカシン同様、アッパーにはシルキータッチな最高級バックスキンを採用。ソールはラバーです。

ジンターラのモンキーブーツ 11万円

もうひとつのモンキーブーツは、少し明るめなブラウンに合わせて、ハトメとフックをゴールドにアレンジ。

そして注目すべきはソールで、さきほどのモンキーブーツとは異なり、ナチュラルカラーのレザーを合わせ、ヒドゥンチャネルで仕上げています。

ヒドゥンチャネルとは、アウトソールのコバから革包丁で薄く切れ込みを入れ、切れ込みを入れたところにチャネル(浅い溝)を掘って糸を縫う仕様。

縫い終えたら、切れ込みを入れた箇所を再び閉じて、縫い目を隠すという、とにかく手間がかかる仕上げで、通常既成靴では高級靴でしか見られません。

それをモンキーブーツに採用するなんて、驚愕すぎます……。

最後は、ZINTALAではなく、Silvano Lattanziネームのバックジップブーツ。

シルヴァノ・ラッタンジのバックジップブーツ 11万円

かつて、Sandy Dalal(サンディ・ダラル)が別注したシューズのようなカービングを施したアッパーが特徴的な1足です。

こちらは、ソールを見ての通り、ほんの数回履いた形跡がありますが、状態は極上です。

以上4モデルの展開で、ものによっては多少サイズの奥行きがありますが、足数は超限定!

箱の状態も決して悪くありませんし、ほぼすべてにシューズバッグ両側分と替えのシューレース、レザーソールのモデルにはフロント用のラバーソールと替えのヒール、そしてシルヴァノ・ラッタンジのステッカーが貼られたワックスが付属します。

20年以上前に作られた靴とは思えないほどモダンな仕上がりですし、こんな風にデッドストックで姿を表すことは今後皆無!

さらに、いま同じレベルの靴を作ることは、素材的にも技術的にも相当難しいと思われるので、我こそがと思った方は早めのチェックをオススメします。

もちろん、これらの靴以外にも素敵な商品が盛り沢山なので、ぜひ期間中に丸の内を訪れてみてはいかがでしょうか?

LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI
開催日時:9月14日(木)~18日(月・祝)
開催場所:丸ビル1F マルキューブ、丸の内エリア内対象店舗
https://www.marunouchi.com/event/detail/36243/

Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka



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