象徴的なディテールはそのままに、洗練さをアップ!
第115回はナイキのエア ハラチ ランナーです。
1991年に誕生した「ナイキ エア ハラチ」。メキシコの伝統的なサンダルであるワラチに着想を得て誕生した本作は、ヒールカウンターをなくしストラップで固定する「ハラチシステム」が大きな話題を呼びました。これにより軽量化とフィット感の向上を実現し、ハイテク感満載なルックスも相まって、ストリートの鉄板スニーカーの仲間入り。そんな名作の新たな一足「エア ハラチ ランナー」が今シーズンリリースとあって、スニーカー好きなら見逃せないかと!
90年代初頭のクラシカルなランニングシューズがベース。ネオプレンやスエード、メッシュなどの異素材を巧みに組み合わせ、奥行きあるルックスとなっています。一方で、ハラチシステムを象徴するヒールケージを配し、らしさも健在。
最上級のコンフォートスニーカーとして人気の新作は、さらにその上をいく機能美が見どころに。最先端をレトロな雰囲気で楽しめるまたとないエア ハラチ、狙うなら今です!
強く足を踏み出せるラバーアウトソールに加え、ナイキの代名詞とも言える「エア クッショニング」を搭載。クッション性とグリップに優れたソールが、高いパフォーマンスを発揮します。
ウォータースキーをイメージし、伸縮性に優れたアッパーに。足幅調整が可能な編み構造を使用しているとあって、抜群のフィット感を味わえます。大満足な履き心地なのは言わずもがな。
ネオプレン素材を使用したシュータンは、長めに設定することで足あたりもソフトでクラシカルなムードを演出します。通気孔を多数配することで、蒸れを防止。
ブラックベースのこちらは、随所のブラウンカラーによる切り替えがアクセントに。シックかつこなれ感も醸し出してくれます。スウッシュロゴを小さくあしらっているのもポイント。エア フォース1やダンクシリーズなどのローテクスニーカーとは異なり、ロゴがなくともそのアイコニックなデザインだけで、らしさを示すのも本作のポイントです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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