【後編】「親権争いで、ズタボロにされました…」身勝手な両親に蹂躙された、元子供たちの「血を吐くような激白」

さらに恵里奈さんは過去、付き合っていた人の両親から離婚家庭というレッテルを貼られたこともあるらしい。

「大学生の時に付き合っていた彼氏なんですが、彼は実家住まいだったのでよくご両親とも顔を合わせていたんです。比較的良好な関係を築いていたはずなのに、私が離婚家庭で育ったことを知ると態度が一変。特に母親の方は、うちの娘になってくれたらいいのになんて調子のいいこと言っていたのに、離婚家庭で育つとやっぱり離婚が身近なものになりがちだとか、言い出す始末。もちろん、こっちから別れましたけどね」。

確かに離婚家庭のみならず、ひとり親、貧困家庭、中卒…社会にはさまざまなレッテルが存在している。

「離婚やひとり親なんて、今や珍しいことでもなんでもないと思うんです。むしろ合わないのに一緒にい続ける方がおかしい。我慢をしてでも離婚しないことが美徳と考える方がどうかしていると私は思います。離婚したからといって、親でなくなるわけでもないですし、うちのようにその後の関係も良好なら、むしろ離婚してくれた方がいいとすら思うほどです。こちらのことをよく知りもせず、離婚やひとり親はかわいそうとレッテルを貼ってくる、そんな社会に対しては本当に嫌気がさしますね」。