真理奈さんはいとこに電話をかけてお礼の言葉を述べつつ、「うちの子は動きやすい服しか着ないのよ、こんなに高級なものなら、他にもっと欲しがる人がいると思う」と話した。
すると、いとこは「そんなことはない、良い物を身に着けていると自信が溢れてくる」と見当違いなアドバイスをよこしたうえで、真理奈さんの「うちはいいわ」という抵抗もむなしく、その後また第二便を送りつけてきた。
「第二便はブランド物のカジュアル目の子供服とか、私や夫向けなのでしょうね、大人用のハイブランドのネクタイやジャケットなども送られてきたんです。
明らかに普段の服装とかけ離れた趣味だし、そもそも夫はノーネクタイだし、うちは物を減らしているってあれほど言ったのに。ここまで来ると、私の考え方をひっくり返したいのかしらというふうに思えてきます」
悩んだ真理奈さんは、貰った服を寄付することにした。
そのことをいとこに相談しなければならないと思いながら言えずにいたところ、第三便が立て続けに届いたという。
「さすがに第三便となると、これはもはや断捨離に利用されてるんじゃないかとすら思えてきて腹が立ってきたので、はっきり言うことにしたんです。本当にもう送らないでって。なるべく物を増やさないようにしているからと」
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