あるときだった。恵がいつものようにTwitterでエロ動画を観ているときのことだ。
「若い男の子が出会ったばかりの女の子とエッチをして、その動画を載せていたんです。もちろんモザイクはかかっていましたけど。どうやらオフパコとかいうみたいで」
その動画は恵の心を動かした。観ているだけで、ヤりたい気持ちがどんどんと膨れ上がっていく。
「あるとき、その子が私ぐらいの年齢の女性とヤってる動画がアップされていたんです。年齢なんて関係ないみたいに書かれていて……。それを観て、私もこの子とヤレるかも……そんな風に思ってしまったんです」
恵は数日間、考え続けた。
「連絡してみようかどうかすごく迷いました。騙されるかもとか、そういうことも思わないではなかったですが、とにかくヤリたかったんです。セカンドバージンを捨てたかったんです」
そんなある日、恵は彼が「名古屋に出張中!誰かあそぼ」とツイートしているのを発見する。
「運命だと思いました!名古屋なら数時間で会いに行ける。そう思った時にはもうDMをしていました」
数時間後なんと返信がきて、とんとん拍子で話が進み、翌日会うことになったのだ。
「急に怖くなりました。もし変なやつだったらとか、お金を撮られたらとか。何よりこんなおばさんで幻滅されたらどうしよう……。その不安が一番大きかったですね」
翌日、シャワーに入り、念入りに全身をお手入れして少しでも若く見えそうなワンピースに身を包み、名古屋へと出かけていった。夫と子どもは恵がどこにいくかなど、これっぽっちも興味はない。
「怪しまれることもないですしその点は安心でしたが、とにかく、ドキドキ、ドキドキしました、待っている間は」
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