【後編】「慰謝料300万払うから、離婚してほしい」夫が語り出した、８歳年下の女の子との「キャンプ不倫」の実態

仕事が忙しく、趣味のキャンプにしかお金を使わなかった元夫。

離婚を言い渡された際に、このように言われたと言う。

「預金はあるから慰謝料は一括で払えるし、理沙が急に一人になっても困らないように300万円。彼女のぶんの慰謝料も含んでいる……。俺なりの誠意を尽くしているつもりだ。」

それから理沙さんは、離婚した友人へ話を聞いたり法テラスへ問い合わせて相談に乗ってもらったり、不貞行為が原因の離婚について満遍なく調査した。

「不貞行為での一般的な慰謝料は約100～200万。それも、着手金と報酬金を合わせた弁護士費用を引くとあまり手元に残らないんですよね。元旦那が隠れて不倫していたことはムカつくし許せないけど、争うとなると体力・精神的に疲れてしまうし……。300万貰ってスパッと離婚したほうが自分のためにも良いなと思い、気持ちの整理がついた２ヶ月後に離婚届を提出しました。」

理沙さんが言うように、不貞行為の一般的な慰謝料は約50～300万円が相場だ。

慰謝料は婚姻期間、子どもの有無、不倫相手との交際期間などで金額が変動する。

「元旦那は先にそういうのも調べて金額を提示してきたのかなと思います。あの人ならやりそうです。唯一良かったのは、まだ子どもがいなかったことですね。」