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記録よりも記憶!創業55年ミツオカの歴代モデルには挑戦が詰まっている

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■「ファッションスーパーカー」というジャンルを切り拓いた「オロチ」

その後、1989年2月にはポルシェ356スピードスターのレプリカ、「BUBU 356スピードスター」をリリース。また、1990年5月にリリースされた「ラ・セード」(ベースはS13型シルビア)や、1991年リリースの「ドゥーラ」(ベースはフォード・マスタング)など、クラシカルなスタイリングのモデルにも着手していきます。

1994年、ミツオカは、スペース鋼管フレームによるフルオープン2シーター「ZERO1(ゼロワン)」を発表。スタイリングからはスーパー7のレプリカにも思えますが、ダブルウィッシュボーンの前後サスペンションやクラッシャブル構造の採用など、快適性や安全性にも配慮し、オリジナリティを追求。このモデルが運輸省(現国土交通省)の型式認定を受けたことで、ミツオカは、日本で10番目の自動車メーカーとなりました。

ミツオカで、もっとも話題となったモデルは、2006年10月発表の「オロチ」でしょう。2001年の東京モーターショーに初出展された際、あまりにも大きな反響を呼んだため市販化が決定されたモデルで、名前のオロチ(大蛇)の通り、ヘビをイメージさせた大胆で生命力あふれるデザインは衝撃的で、一度見たら忘れられないものでした。

2006年発表の「オロチ」。そのスタイリングは衝撃的ながら、信頼性の高いメカニズムを優先したためパワーと乗り心地は控えめで、日常使いで個性を楽しめるモデルとなった

パワートレインはレクサス RX330のものを採用し、3.3L V6エンジン+5速ATという組み合わせで最高出力は233psと、低く構えたスタイリングとは裏腹に、かなり控えめな出力ではありましたが、オロチは、スーパーカーの扱いにくさや乗り心地の悪さといったネガティブな要素を排除し、その雰囲気を存分に楽しめる「ファッションスーパーカー」というジャンルを切り拓いたモデルでした。



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